異能力ってなんですか？【文豪ストレイドッグス】

7曲目 ページ9

中島敦side

「うん！始めようか！」


彼女がそう放った瞬間、僕達はまた雪景色の中に居た。奥には雪の白がある。
辺りには沢山の人、人、人が居た。しかしその人達はみんな雪でできている。

すごい…きれいな音だ。

空には音符たちが踊っている。
ピアノの音とともに音符が空から降ってくる。



曲の途中、高い音が響いた時、雪の城の中から女性が出てきた。

周りの人たちは、その女性が出てきた瞬間罵倒の声を上げる。

〈お前らのせいで食べるものがない！〉や

〈女王なんかやめちまえ！〉などの言葉が、音に合わせてあたりに響く。



そして音符がすごい速さで降ってきた時、その女性が
〈貴様らの革命は失敗した！〉
と、高らかに告げた途端、元の探偵社の景色に戻った。


　＊ ＊ ＊

Aside

あー楽しかった！
ミーミンの革命の演奏で、女王様が革命を失敗したことを伝えるの見ていいな！って思ったんだよね！やっぱり雪の女王様はかっこいいや！


『どうだった！？私の演奏！』

私は女の子の方を向き、質問する。

「…すごかった」

んふふ！やっぱり褒められるようれしいなぁ！
蝶調義姉(ねえさん)さんにたくさん褒めてもらったこともあったなー！

『それでねー依頼なんだけどー。人探ししたーい！』

「そんな事も言っていたね。その人の特徴は？」

太宰ヒドーイ！私をここに連れてきたくせにー



『えっとね、私の演奏のときにおジャ魔女カーニバルをリクエストしてくれた人でね。
金髪お団子でね、黒いスーツ着ててね、笑顔が可愛い女の子！』


「「「……」」」



…特徴言った瞬間気温が下がった気がするんだけどなんで？

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