個性〈念能力〉って強くね？【番外編】 (ページ2)

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心操くんは私の話を聞くとなんとも言えない顔をした。
何だよその顔は…

『まぁとりあえず、犯罪起こさなけりゃ敵じゃないし、敵向きもなにもないってことで。

…ココで話したのもなにかの縁ってことで友だちになりませんか』

私は手を差し出す。握手してくれなかったら恥ずかしすぎる。

「…これからよろしく」

そう言って手を握ってくれた。
もう嬉しすぎてブンブン振っちゃったよ。

『これからよろしくおねがいします！！』

「敬語やめろよ。俺だけ敬語じゃないのもあれだし」

『わかった！！！』

私達の話が終わったと同時にチャイムが鳴る。タイミングいいな！

とりあえず席に座り前に立った海原先生の話を聞く。

教科書どんなのだろ。

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そうこうしてたら学校が終わり、下校時間になった。
部活はまだ始まっていないらしく仮入部などもまだない。

『心操くんやい、途中まで一緒に帰ろうやい。方向同じか知らんけど』

「意外と近かったりして」

『やめろ！フラグを立てるんじゃない』

下駄箱に向かいながらこんな話をする私達。心操くんがフラグを立ててしまったが気にしない。

靴を履きながら心操くんに話しかける。

『心操くんは何部に入るんだい？』

「まだ決めてない。八雲は？」

『天文気象部か美術部。どちらかと言うと美術部より』

「天文気象部なんてあるんだな」

『学校説明会で知った』

結構楽しそうなんだよね。美術部のほうが気になるけど。

私達は他愛もない話をしながら帰る。

結構歩きT字路につく。私は右に曲がるが、心操くんは左に曲がるらしい。

「明日の朝、7時45分にココ集合な」

『分かった』

「『また明日』」