▲午前6時の魔法使い▽［完］

ダイアゴン横丁へ ページ40

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ジン先生が他の先生に呼ばれて去って行った後、プレゼント交換をしようとジミン先輩が言い出した。楽しそうだと皆、夜ご飯までにプレゼントを買いに行くことになった。


どうしようか迷ってたら、ジョングクが一緒に買いに行こうかって。どうやって？って話してたら、何と校長先生が私の部屋の暖炉を使いなさいと言ってくれた。



｢せっかくのクリスマスイブだ。ちょっと羽目を外したって誰も怒らないだろう？｣


ぱちんとウィンクをした校長先生に、2人でぱちぱちと目を合わせて笑う。有難うございます、ってお礼を添えて、トムさんのお店の暖炉にフルーパウダーで移動した。



まず最初にグガが行って、その後に私がフルーパウダーを使ったけど、2人とも灰だらけで笑った。





JK｢っげほ、灰凄いなㅋㅋ｣


『うん、しかも轟音』




移動してる最中、感覚的には巨大な穴に渦を巻いて吸い込まれてるようだった。しかも高速で回転して、耳が聞こえ無くなるんじゃないかってほどの轟音。


お互い服についた灰を落として、マフラーを巻き直してからお店を出る。トムさん、忙しそうだったなあ。





JK｢ダイアゴン横丁に来るの、入学前以来だね｣

『うん。何を買おうかな』

JK｢うーん、魔法小物か、いたずら専門店もある。雑貨と文房具、古着屋とか｣

『あ、クィディッチ用具もあるね。書店も一応』



漏れ鍋から1番近い小物店に入ると、面白そうなものが沢山置いてある。ミニチェス、壁掛けラック、拡大魔法付きの巾着袋。


文房具屋とギャンボルアンドジェイプスいたずら専門店にも行ってみたけど、面白いものが沢山あった。実用性も有りそうだったねって言いながら、グガの行きたいって言った古着屋に入る。



JK｢あ、これ絶対テヒョニヒョン｣


『それは...っふふ、これもいけそうだな』




ヒョウ柄のファーコートと、柄物のシャツ。でもランダムに当たるから、グガはそれを戻してちょっと高いシャツと、拡大魔法のかけられた収納力抜群な黒いリュックを購入。

私は雑貨屋さんでシルバーのピアスと何があっても(例え崖から落ちても)壊れない綺麗な腕時計を購入した。



JK｢まだ時間あるか...ホグズミード行こう？｣



三本の箒でバタービール飲もっかって、そう言って少し人の多いクリスマスの、ダイアゴン横丁を後にした。









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ダイアゴン横丁の由来は｢diagonally｣対角線上に、斜めにから。お店も地図で見るとジグザグになるよう斜めに建てられてます。

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