番外編 2 ページ46
「は!?!?!?」
楽屋に響き渡る昂秀の声
「昂秀うるさいよ」
「えっ、待って待って。いつから?てか、何でみんな驚いてないの?え?知らなかったの俺だけっすか?」
「みんなに直接は言ってないけど、雰囲気で察してくれてたみたい」
「え〜っ、そういうもんなの?」
私と慎くんが付き合いだして数週間が経ったある日
ふと2人で手を繋いでいたら、それを見た昂秀がかなり驚いていたので、付き合ったことを話すと更に声を上げて驚いた
隠しているつもりもなかった私たちは
何も知らなかったと言う昂秀が余りにも鈍感すぎて
こっちの方が驚いた程だった
「ほんと昂秀は鈍感やな」
陣さんは呆れた顔で昂秀の肩を叩く
「みんなはいつから気づいていたんですか?」
「付き合い出した時から雰囲気違ってたじゃん」
「え〜、そうっすか?全然分かんなかった」
「気付いてなかったのお前だけやで。ほんま恋愛初心者か!そんなん今時の小学生の方が昂秀より恋愛できんとちゃうか?」
「陣さん、それはさすがに俺の方が上っす」
「ちょっと待って…」
震えた声のする方へ皆んなが振り返ると
そこにはカタカタと震えたリキヤさんが立っていた
「リキヤさん…まさか」
「いや、ありえへんよ翔平…あのリキヤさんが、、、そんなまさかねぇ〜」
「いや、ないないない!あのリキヤさんだよ?」
そんなみんなのやり取りなんて
聞いちゃいないリキヤさんは
何も言わず私と慎くんを交互に見た
「もしかして?」
昂秀の嬉しそうな声に続いて、
恐る恐るリキヤさんは口を開いた
「2人って付き合ってたの?」
皆んなが一斉にずっこける
「リキヤさん知らなかったんすか!?」
「鈍感なのは昂秀だけじゃなかった…」
「え〜!?」
「陣さん、俺に恋愛初心者なんて言ったの取り消した方がいいですよ!笑」
「まさかリキヤさんが気づいてなかったなんてね」
「えっ、みんなは気づいてたの?」
「昂秀以外は見事にみんな気づいてましたね笑」
「うわぁ、やられた!」
「やられたも何も、私たち隠してるつもりなかったんです…きっとみんな気づいてるだろうなぁって思ってて…」
「そっかそっか…Aに彼氏か…」
そう言って寂しそうに項垂れるリキヤさん
「なんだかリキヤさん、Aのパパみたいですね笑」
私のお父さんが生きてたらこんな感じだったのかなって少し微笑ましかった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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タルタリ(プロフ) - m-さん» 読んで頂きありがとうございます!是非是非お楽しみください^ ^ (2022年11月5日 23時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
m-(プロフ) - とても面白かったです(^^)番外編も楽しみです^^ (2022年11月5日 20時) (レス) @page44 id: f51c166963 (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - myonさん» 楽しみにして頂きありがとうございます!ゆっくりの更新にはなりますが完結までしっかり更新しますので是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - あんころ餅さん» 楽しみにして頂きありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまいますが完結まで是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
myon(プロフ) - お話が更新されること、こっそり楽しみにしていました^^笑 ありがとうございます^^ 次回も、気長に、楽しみに、待っています♡ (2022年10月21日 23時) (レス) @page36 id: 358f738bff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タルタリ | 作成日時:2022年2月12日 14時