番外編 1 ページ45
慎くんに想いを伝えたあの雨の日から数日経った
相変わらず私たちは一緒にいるし
前よりも心の距離は縮まった気がする
それはすごく嬉しいことだけど、
私は慎くんとの関係について悩んでた
それは、この関係の名前はということだ
好きだと伝えたのは良いものの私たち2人の関係は一体なんて名前がついているのだろうか…恋人？メンバー？友達？
考えれば考える程、よく分からない…
「A、何か悩み事？」
「へ？」
「撮影中ずっと上の空だった」
私の悩みの原因である慎くんが話しかけてきた
「あ〜…」
どう聞けば良い答えが聞けるのか分からなかった
「…よし。行こう、A」
「えっ？どこに？」
「いいから行こ！」
戸惑う私の手を掴み歩いていく
「ちょ、慎くん！」
「お疲れ様でした〜」
「お〜、まこっちゃんとAおつかれ〜」
「お、お疲れ様でした」
訳もわからず慎くんに着いていくと
しばらく歩いた慎くんは立ち止まって私を見た
あれ、ここって…
「ここ、覚えてる？」
「…忘れるわけないよ」
慎くんが私を助けてくれた場所
2人で座った非常階段
「あの日も普通にAを連れ出したけど、俺にとって結構勇気出したんだよね」
「慎くんってそういうタイプじゃないもんね笑」
「あの日Aに声をかけたのが俺で本当に良かったって思ってる」
「私も慎くんで良かったって思ってるよ」
「…隣でずっと守っていきたいって思いはあの日からずっと変わらない。全然頼りないけど、Aが助けてって言えないなら、俺がもっと強くなるから」
「そんな、頼りないなんて思ったことないよ」
「でも最近も何か悩んでたけど、言ってくれなかったし…」
「ん？あぁ、違うの！」
「え、何？」
勇気を出してくれた慎くんに少しだけ力を貰って本音を話すことにした
「実は…私たちの関係って何だろうって思って…」
「関係？」
「…恋人？それとも特別なメンバー？」
慎くんは髪をくしゃくしゃにして頭を抱えた
「ご、ごめん。図々しくて。好きって言ってくれただけで十分なのに」
「違う、俺てっきり…もう付き合ってるものだと思ってたから」
「へ？」
「俺、恋愛とか慣れてないし。お互い好きって言えば付き合ってるものだと思ってた」
恥ずかしそうに笑う慎くん
それを見た私も恥ずかしくなって笑ってしまった
「悩み損だったかな？笑」
「これからはAが不安にならないようにしないと」
そう言って慎くんは私の頬にキスをした
- 金 運: ★☆☆☆☆
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タルタリ(プロフ) - m-さん» 読んで頂きありがとうございます！是非是非お楽しみください^ ^ (2022年11月5日 23時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
m-(プロフ) - とても面白かったです(^^)番外編も楽しみです^^ (2022年11月5日 20時) (レス) @page44 id: f51c166963 (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - myonさん» 楽しみにして頂きありがとうございます！ゆっくりの更新にはなりますが完結までしっかり更新しますので是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - あんころ餅さん» 楽しみにして頂きありがとうございます！ゆっくりの更新になってしまいますが完結まで是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
myon(プロフ) - お話が更新されること、こっそり楽しみにしていました^^笑 ありがとうございます^^ 次回も、気長に、楽しみに、待っています♡ (2022年10月21日 23時) (レス) @page36 id: 358f738bff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルタリ
| 作成日時：2022年2月12日 14時
