迷子 -reo- ページ4
迷子を届けるために
後輩グループの楽屋に到着した
迷子の張本人は
楽屋に戻れた事に安心したのか
顔を緩ませて俺を見る
「ありがとうございました」
「…ん」
「あ、これ。どうぞ」
「何このキャンディー」
「感謝の気持ちです」
いきなりポッケに入っていた
棒付きの飴を俺に手渡してきたのだ
彼女は異常なほど飴が大好物だという噂は
どっか風の噂で聞いていた
「飴ばっか食べてるって噂本当だったんだな笑」
「何ですかその噂」
「お前メンバー以外誰とも絡まないじゃん。だから俺たちのグループお前の噂話ばっか回ってる」
「…確かに事務所の先輩で話をしたのは玲於さんが初めてかも」
「じゃあ俺が噂の真相を解明しないとな」
「メンバーの皆さんに言っておいてください。私、今は飴禁止されてるので飴以外の食べ物食べてますって笑」
俺もあまり愛想が良い訳では無いけど、
彼女は俺以上に愛想が良くないなと思っていた
でも、話してみれば意外にもよく笑うみたいだ
「…みんなに挨拶していきますか？」
「する。俺が迷い猫拾ったことあいつらに教えてやらないと」
彼女が笑いながら楽屋の扉を開けると
メンバーのみんながすぐさま扉の前に集まってくる
多分、かなり大切にされているのだろう
「迷い猫お届けに来ました〜」
「こら、A。先輩まで巻き込んで何してんねん」
「…ごめんなさい」
「玲於ごめんなぁ〜、わざわざ」
「別にいいよ」
「玲於さんすみません。助かりました」
「慎くんメイク終わったんだ」
「A、何で龍とか昂秀連れて行かなかったの」
「だってゲームしてたし」
「はぁ…じゃあ俺が終わるまで待っとけば良かったじゃん」
「それは反省してるんだけどね、初めて事務所の先輩と話ができたんだよ？しかも、慎くんがよく話をしてた玲於さんと。それは迷子になったおかげでしょ？」
「先輩巻き込んどいてよく言うよ…」
「いいよまこっちゃん、ちゃんとお駄賃貰ったし」
俺はまこっちゃんに飴を見せてそう言った
「えっ。玲於さんその飴、Aから貰ったんすか」
「なに壱馬。そんな驚いて」
「それランペの中では伝説の飴って呼ばれてるんですよ笑」
「何それ」
「その棒付きの飴貰えるのは慎だけなんです」
「は？他は？」
「袋に入った小分けの飴です笑」
壱馬は笑いながらそう言った
どうやら俺は迷い猫を拾ったら
伝説の飴を手に入れてしまったらしい
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タルタリ(プロフ) - m-さん» 読んで頂きありがとうございます！是非是非お楽しみください^ ^ (2022年11月5日 23時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
m-(プロフ) - とても面白かったです(^^)番外編も楽しみです^^ (2022年11月5日 20時) (レス) @page44 id: f51c166963 (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - myonさん» 楽しみにして頂きありがとうございます！ゆっくりの更新にはなりますが完結までしっかり更新しますので是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
タルタリ(プロフ) - あんころ餅さん» 楽しみにして頂きありがとうございます！ゆっくりの更新になってしまいますが完結まで是非楽しんでください(TT) (2022年10月31日 1時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
myon(プロフ) - お話が更新されること、こっそり楽しみにしていました^^笑 ありがとうございます^^ 次回も、気長に、楽しみに、待っています♡ (2022年10月21日 23時) (レス) @page36 id: 358f738bff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルタリ
| 作成日時：2022年2月12日 14時
