衝突 ページ8
「今回も1位取れなかったかぁ…」
結局1位を取れずにカムバ期間が終了
どんよりした空気で楽屋へと帰る
「今回こそはいけると思ったんだけどな」
ヨルムは肩を落とした
「徐々に仕事も増えてきたし、1位候補に上がっただけでも大きな進歩じゃん。次こそ頑張ろう?」
「スアオンニ〜泣」
私はなんとなくみんなの輪には入れなくて
励まし合っている姿を隣で眺めていた
「あ、あの!おつかれさまです!」
突然、元気の良い声が聞こえて後ろを振り返る
そこにはSEVENTEENのメンバーの数名が立っていた
「あっ、お疲れ様です!」
スアオンニが慌てて挨拶をして、私たちもそれに続く
「実は僕、最近magnumさんの曲をよく聞くんです!1位取れなくて残念だと思いますけど、今回のカムバすごく良かったですよ!」
「ほんとですか?ありがとうございます!嬉しいです!」
「みなさん歌もダンスもすごく上手なので、次はきっと1位取れると思います!頑張ってください!」
可愛らしい男の子が勢いよくそう言うと
後ろの方でクォンスニョンが呆れたように笑った
また私を嫌悪で溢れた目つきで見る
きっと私の事が嫌いなんだ
隠す気もないそんな態度に腹が立って
ついに抑えきれなくなってしまった
「…言いたいことあるなら言えば?」
私はクォンスニョンを見てそう言い放った
「ちょ、ちょっと!A!先輩に向かって何言ってんの?」
「だって、私に何か言いたげだから」
「は?」
鋭い視線で私を射抜く
「ちょっと!ヒョンも!一体どうしたの?あぁ〜…なんかすみません…こんなことになってしまって…」
「いえ、元はと言えばAが悪いので…こちらこそすみません。ほら!Aも謝って!」
「やだ!だって私の事見て呆れたような顔して笑ったんだよ?何か言いたいことあるならはっきり言いなさいよ!」
「…お前みたいなやつが居るから1位取れないんだよ」
冷め切った声が私に直接突き刺さった
「歌もダンスも中途半端な上に、ステージ直前まで振り付けを覚えてない。皆んなが1位取れなくて悔しがってるのにお前は隣で見てるだけ。顔が良くてもこんなやつが居るから1位取れないんだよ」
あぁ、クォンスニョンが私を軽蔑した目で見る理由はこれか
誠実にアイドルをしてる人だからこそ
私にムカついているのだ
でも、何も知らないくせに
私のこと、何も知らないくせに
勝手なこと言わないでよ
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タルタリ(プロフ) - hohbelover09さん» 読んで頂きありがとうございます( ; ; )更新は不定期ですが、頻度をあげれるように頑張ります!! (2022年12月11日 9時) (レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
hohbelover09(プロフ) - めちゃめちゃ好きです…🤭これからも更新頑張ってください!! (2022年12月11日 9時) (レス) @page14 id: d0b4ef2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タルタリ | 作成日時:2022年11月25日 18時