始まり ページ4
「今回のカムバは上手くやらなきゃ」
そう言ってヨルムは私の肩を叩いた
「あ〜、うん。分かってるよ」
「Aオンニは緊張しないんですか…？」
「え〜、そりゃするよ！ヒジンほどではないけどね」
「全くしてるように見えないんだけど」
呆れるように笑うヨルムと
それにつられて笑うヒジン
" あはははは "
" やぁーーーキムミンギュ "
" ごめんって！ヒョン！！ "
遠くの方から騒がしい声が聞こえてきて
視線を声のする方へと移した
「何か騒がしいね」
「ん？あぁ、多分SEVENTEEN先輩かな？」
「SEVENTEEN先輩？」
「うん、メンバー同士仲良しでいつも騒がしいって有名だよ。カムバ期間少し被ってた気がする」
「へぇ」
「私、SEVENTEEN先輩のダンス大好きなんだよね」
「ふ〜ん、ヨルムが言うくらいだから相当凄いんだね」
「Aは他のグループになんて興味ないか」
「私は自分達のグループにしか興味ないかな」
「SEVENTEEN先輩のステージ見たら価値観変わると思うけどなぁ」
ヨルムは独り言のようにそう呟いた
[magnumさん、ステージ準備お願いします］
「はい、宜しくお願いします」
スアオンニのお辞儀に私たちも続く
私はガラスに映った自分を見つめて首を傾げる
「あれ、始まりって右？左？」
「右。もう、今からステージ上がるってのに怖い事言わないで」
「ごめんごめん、右ね！さすが！メインダンサーヨルム様！」
「やっと売れてきたんだからしっかりしてよ。Aが頑張ってファンをもっと獲得しなきゃでしょ」
「大丈夫、今日は顔面の調子かなり良いから。なんかいける気がする」
「はぁ。調子良いんだか悪いんだか」
呆れてるヨルムにグッドサインを送って振りを確認する
「最初は右…最初は右…」
そう呟きながら
ステージサイドに向かうと
『ほら、前に僕が言ってたmagnumですよ 』
『あぁ〜、あの？』
『うわぁ、あの人めちゃくちゃ綺麗』
『あれがAヌナです』
ヒソヒソと私の名前を呼ぶ声が聞こえて振り返る
「あっ、」
目のクリっとした男の子と視線がぶつかると、
その子は狼狽えた様子で苦笑いをした
多分、ヨルムの言ってたSEVENTEEN先輩だと
なんとなく直感でそう思った
「magnumです。宜しくお願いします」
定型文で挨拶をすると向こうも慌てて会釈で返す
その時、会釈をしてるメンバーの後ろから
鋭い視線で私を見る目と目が合った
まるで私を軽蔑してるような目だった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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あずきいろ
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タルタリ(プロフ) - hohbelover09さん» 読んで頂きありがとうございます（ ; ; ）更新は不定期ですが、頻度をあげれるように頑張ります！！ (2022年12月11日 9時) (
レス) id: bcb8e1b2ca (このIDを非表示/違反報告)
hohbelover09(プロフ) - めちゃめちゃ好きです…🤭これからも更新頑張ってください！！ (2022年12月11日 9時) (レス) @page14 id: d0b4ef2d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タルタリ
| 作成日時：2022年11月25日 18時
