たるちファン*推しとの攻防 ページ4
.
「...(...今のうちに)」
「どこ行くの?」
「へ!?あ、えっと、トイレに...」
「ふーん?トイレはそっちじゃないけど??」
「ぎくりんこ」
「はい、ベッドに戻るー」
どうも、Aです。
ただ今至さんと攻防中です。
実は目覚めるのが早かったおかげで冬組の稽古に間に合うのだけれど、至さんが行かせてくれません。
「なんで稽古に行かせてくれないんですか!」
「病人だからだよ。あと、監督さん達に今日は熱があるから稽古場に行っても追い出してねって伝えてあるから」
「なんですと!?ひどい!至さんの鬼畜っっ!!」
「A、俺ちょっと万里呼んでくるからここで大人しく待ってなよ」
「はーい...(...ん?ってことは至は部屋からいなくなるの?)」
その言葉と共に部屋を去る至さん。
これはチャンスだ。おそらく今日は稽古の始めに揉めて今頃皆バラバラの場所にいるはず。
運が良ければ談話室なんかで少し話が聞けるかもしれない。
(これは行くしかない!)
____________
「...失礼しまーす。あ、つむつむ」
「あれ、Aちゃん。体調はもう大丈夫なの?」
「大丈夫ですよー私タフなんで。それよりこんな時間にここにいるってことは、やっぱり皆揉めちゃったんですよね...」
「ああ、うん...まぁね」
こっそり部屋を出ることに成功し談話室に入ると、予想通りつむつむがいた。
詳しく聞き出すと、ゲームでやっていた通りの内容を伝えてくれる。
「誉さんの確かに言ってることは正しいし、このままじゃいけないことは分かってるんだけど...」
「みんな頭を冷やして明日きちんと話し合えばきっと大丈夫です。誉さんもいづみたんと話して頭の中整理してくるでしょうし」
「ありがとう、また明日話し合い頑張ってみるよ」
「はい!」
つむつむも気持ちを吐き出して前向きに切り替えたみたいだ。よーし私も明日こそ頑張
「どーしてここにいるのかな♡」
「ヒッ...こここの声は...!!!」
「至くん、そんなに笑顔でどうしたの?」
「別にどうもしてないよ?熱あるから休めって言ってるのに言うことを聞かない馬鹿を迎えに来ただけだから、ね?A」
あれだ、完全に死亡フラグだ。
そうこうしてるうちに引きずられてるし。まぁ至さんに女の子担ぐ体力ありませんもんね!!
(これ以上言うこと聞かないと部屋に閉じ込めるよ)
(いやーん至さんの変態)
(よーしたるち本気出しまーす)
(やめて!!)
たるちファン*穴があったら飛び込もう→←たるちファン*明日は槍が降るだろう
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鏡花(プロフ) - うりうりさん» ありがとうございます!引退してしまいましたが、終わってからも喜んでいただけて嬉しいです(*^_^*) (2019年9月22日 20時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
うりうり(プロフ) - いぃ……良すぎる………はぁ………好き…() (2019年8月25日 17時) (レス) id: 11d35ae2ce (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ゆのる(*ゝω・*)さん» コメありがとうございます!!私独自の解釈でたるちを捏造しましたが、喜んでもらえて良かったです(*^_^*)ひとまず番外編を書き終えられるように頑張ります! (2018年4月7日 15時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのる(*ゝω・*)(プロフ) - え、もう好きすぎて死にそうです。たるちの萌えポイント多すぎて目からお味噌汁出ました....次も頑張ってください(泣) (2018年4月4日 17時) (レス) id: 2a2494b873 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!こんな作品でも好きになってもらえて嬉しいです!ヾ(*´∀`*)ノこの先また機会があれば新しく作品を作ってみます。応援ありがとうございました! (2018年3月28日 23時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡花 | 作成日時:2018年2月26日 0時