たるちファン*魔法を解きましょう ページ23
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なんやかんやと楽しんでいると時間は過ぎ、気づけばもう夜になっていた。
今私と至さんはシンデレラ城の前(...と言ってもお客さんが多いので群衆の1番後ろ)にいる。
「うわぁライトアップされたシンデレラ城って綺麗ですねー」
「あともうちょっとしたらプロジェクションマッピングも始まるし、もっと華やかになるんじゃない??」
「ですね!私雪の女王のお話めっちゃ好きなんですよ!」
私達がシンデレラ城に来たのはただライトアップされているからという訳では無い。
今から始まる、冬限定のショーを見る為に来たのだ。
始まるのを待っていると、辺りが暗くなり静けさが増す。それからオープニングの音楽が流れ始め、城に映像が映し出された。
「うわぁ...雪の結晶だ。綺麗...」
「想像してたより迫力あるな」
物語の順番に曲が流れ始め、映像が映る。
それはとても煌びやかですぐに惹き込まれ、見ているうちに気がつけばエンディングの映像へと移っていた。
「すごい...すごい綺麗でした!!
特に魔法使ったシーンとか雪の感じがもう神秘的というか!!」
「喜んでくれて良かった。
...あのさA、俺Aに謝らなくちゃいけない」
「??なんでですか??」
「記憶失くしたの、俺のせいだから」
さっきまでわいわいとしていた雰囲気が一気に真剣になる。
私は話をちゃんと聞くために、改めて至さんと向き合った。
「...俺のせいっていうのは?」
「俺今まで自分の気持ち押し殺して気付かないふりしてた。でもどれだけ誤魔化しても結局行動には出てしまって、俺...Aが1番嫌がることをした。
それさえしなきゃ、Aが記憶を失うこともなかったのに...」
「原因はGOD座の手先じゃないですか。
別に至さんのこと恨んだりしませんよ。
...それに、今日至さんが私の記憶、取り戻してくれるんでしょう??」
ニヤリと笑ってみせるとふと笑みをこぼす至さん。
その瞳には、決意の色が浮かんでいた。
「A、俺もう1度だけ嫌なことする、ごめん。
それと今から言うこと、よく聞いて」
「...はい」
「...俺は、Aが"万里のにも天馬のものになるのも嫌だ。Aの隣は俺がいい。"Aのことが...好きだから」
どくん、胸が大きく鼓動を打つ。
目を見開いた時私は至さんから____甘い、優しいキスをされていた。
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鏡花(プロフ) - うりうりさん» ありがとうございます!引退してしまいましたが、終わってからも喜んでいただけて嬉しいです(*^_^*) (2019年9月22日 20時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
うりうり(プロフ) - いぃ……良すぎる………はぁ………好き…() (2019年8月25日 17時) (レス) id: 11d35ae2ce (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ゆのる(*ゝω・*)さん» コメありがとうございます!!私独自の解釈でたるちを捏造しましたが、喜んでもらえて良かったです(*^_^*)ひとまず番外編を書き終えられるように頑張ります! (2018年4月7日 15時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのる(*ゝω・*)(プロフ) - え、もう好きすぎて死にそうです。たるちの萌えポイント多すぎて目からお味噌汁出ました....次も頑張ってください(泣) (2018年4月4日 17時) (レス) id: 2a2494b873 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!こんな作品でも好きになってもらえて嬉しいです!ヾ(*´∀`*)ノこの先また機会があれば新しく作品を作ってみます。応援ありがとうございました! (2018年3月28日 23時) (レス) id: bbd53d4168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡花 | 作成日時:2018年2月26日 0時