たるちファン*ケンカ ページ31
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ジリジリと肌を焼く日差し。
肉の焼けた香りとともに漂う煙。
今日は日本で2度目の夏休み初日の日、皆でバーベキューに来ています。
「あ"ー暑い。ゲームしたい。クーラーにあたりたい...」
「至、せっかくみんな出来てるんだから楽しまなきゃ損だよ」
「そうそう、お前ダラダラしすぎなんだよ。もうちょい体力つけろ」
「A、お前裏切りやがったな」
「ねぇAちゃん、何を裏切ったの??」
「百合ちゃんは気にしなくていいよ〜」
今の会話でわかったかもしれないが、実は今回、私たち幼馴染だけでなく学校でお互いが仲のいいメンバーも一緒に来ている。
私の親友、夏野百合ちゃんと至の親友の桜木涼介くんだ。
私がいつものようにぐーたらしていないのは、2人に干物な部分がバレないようにだ。
百合ちゃんに引かれたら私死んじゃう。というか学校のメンツにバレたら社会的に死ぬ。
「至、今日は絶対ゲーム誘ってこないでね。百合ちゃんに干物な部分を見られたら私のスクールライフが終わる」
「さっきムカついたからばらす」
「至ううううううっっっ!!!」
「どうしたのAちゃん??」
「ああ、夏野さん、実はコイ」
「あああああ至が実は百合ちゃんが今恋してるのかが気になるんだって!!」
「は?何お前この子が好きなの??」
「いや違っ」
なんとか至を撒いて私は百合ちゃんと一緒に、そろそろ焼けているであろうお肉をかっさらいに向かった。
...のだが、
「涼介、夏野さん、Aって実はひも」
「紐を使ってあやとりするのが好きなんだよね!!私!!」
「あのさ、Aが干物」
「干物が臭くて嫌いって知ってた!?」
「ちょっと、話してる途中なんだけど。邪魔しないでくんない」
「いや、こっちのセリフだわっっ!!」
至が百合ちゃん達にバラしにかかってるせいで全然お肉食べれないっっ!!
そんなに一緒にぐうたら干上がらなかったのが腹立ったのか至氏めっ!!
「ねぇ2人とも」
「至いい加減にしてよ。もう至なんか知らないっ!!」
「え??あ、ちょっ」
至が奥で何か叫んでいたけれど腹がたっているので気にせずに走る。
少しお灸を据えてやらねば。
私達、出会って初めてケンカしました。
たるちファン*雨降って地固まる→←たるちファン*最近の小学生
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鏡花(プロフ) - ミーさん» コメありがとうございます!飽きないような話が書けるよう頑張りますね!(*´∀`) (2017年9月6日 19時) (レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 面白いです笑笑更新楽しみにしてます (2017年9月6日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ありがとうごさいます!!色々なたるちの美味しい一面をどんどん出して行くつもりですっ!(≧∇≦*)この先未来の原作で謎になっていた部分を妄想で好き勝手書いていくと思いますが最後まで宜しくお願いしますっ!!(*´∀`) (2017年8月27日 21時) (レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
ふらっと♭(プロフ) - やばいです。神作に出会えたという幸せで…(( 更新頑張ってください!応援してます!!本当もうたるち可愛すぎてやばいです!! (2017年8月27日 18時) (レス) id: 5ed1348290 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - すしさん» ありがとうございます!そう言ってもらえるとスゴく嬉しいですっ!(*゚▽゚*)毎日更新して、面白い話を書けるように頑張ります♪(≧∇≦*) (2017年8月19日 23時) (レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡花 | 作成日時:2017年8月3日 19時