夢の小人10 ページ10
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＿＿＿＿＿真っ白な夜の向こう側。
それが、あの子の世界。
僕が創り、僕がそばに置いたあの子の全て。
神という概念を、僕を創りあげたヒトを、あの子やあの子と同じように創った子達で、救ってきた。でも、あの子は他とは違った。
"乖離する心とちぐはぐな胸の内"
あの子を形成するもの全てが、あまりにも脆い。それこそ、どこかで消えてしまうのではないかと思うほどの、綱渡りのような危うさ。
使命感、服従、従順。
あの子の中で何かが変わった時、それがあの子を消してしまうのか。それとも、強くするのか。
遥か下に見えるあの子の色は、真っ白な夜に虹を混ぜたような色に変化し始め、一時でも同じ色にはならない。僕の目を留めて止まないその色が、今一瞬、何色にも定まらなかったようにも見えて。
『......Aは、僕の光だ』
あの子の為に、あの青年のもとに送り出した。僕の光が、少しでも幸せを感じられるならと。
君は僕の光だ。真っ白な夜だ。
白夜の向こうで、君の光は眩しくて仕方なかった。
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天使の梯子は降ろさない 降りることは無い
白夜の向こうで霞む優しい光のまま
君が絶えて会うことも無いというなら
僕は君の羽をもぎ取って 降ろしてしまおう
どんな罪でも罰でも 僕が僕で無くなっても
在るべき場所へ 君の居るべき場所へ
可惜夜と共に君を想う者の側へ 君を還す
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『.....君には秘密が多いね。白くて静かで、』
白夜の向こうで霞む光は、一体君の何なんだい？
君の心か、君自身か、それとも。
君を呼び起こした、あの青年の、残光かい？
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＿＿＿＿＿＿＿＿夢の小人の創造の過程は、
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『死んで尚、強く想われて絶えない心』
君とあの青年は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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"白夜の向こうで、待ってる"
"失ったもの全て、持って待ってるよ"
"君が来るのをずっと、待ってるから"
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それがいつか消えてしまう、脆いものだとしても。
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▲たると▽(プロフ) - ハクさん» ありがとうございます！！ずっと温めていたお話なので、まったりお楽しみください(* ´ ` *) (2021年4月5日 22時) (
レス) id: 53fe41528b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - ジョングク氏、キター！！！すでに面白くて、楽しみです♪( ´▽｀) (2021年4月5日 22時) (レス) id: 7793550341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▲たると▽
| 作成日時：2021年4月5日 19時
