. ページ15
.
【一護の世界/流魂街】
西流魂街の外れ、街からそこまで離れてはいないその場所は、向かう道中までなんの違和感も感じられなかった筈だった。
夜一「目の前に辿り着いた瞬間に渦巻くこの感覚...鳥肌が治まらん。」
空鶴「何から何まで薄気味悪いったらありゃしねぇ。」
岩鷲「探査結界の準備が出来ましたぜ!」
夜一「うむ、始めるぞ!」
岩鷲達が周囲に組んだ陣に空鶴と夜一が霊力を注ぐ。陣の中に霊圧のエネルギーが満ちた状態で岩鷲が手印を切れば、歪みの周辺に特殊な結界が張られていく。
空鶴「探査結界の座標は任せろ。くれぐれもはぐれて死ぬんじゃねぇぞ!」
夜一「儂を誰だと思うておる？10分程でカタをつけて来る。」
特殊な装甲に身を包んだ夜一は、結界が張り巡らされた歪みの中の空間に飛び込んで行ったのだった。
【現世/浦原商店】
珍しく修行に身が入り切っていない一護に違和感を感じた浦原は、夢を見ていた時間帯の一護の霊圧の記録を更に詳しく解析すべく、より細かな成分抽出を行っていた。
以前から霊圧探査には疎い一護でも、人間だと解るくらいはっきりと霊圧を補足しているのだ。極僅かであっても何かしら形跡が残っている筈である。
浦原「これは.....一体どういう事ッスかねぇ。」
本当に極僅かな波形の揺れを見付け、その付近の霊圧の中に紛れていた霊圧はなんと...。
浦原「黒崎サンが“接触した霊圧”を調べていて、何故“本人の霊圧”が検出されたんでしょう......?」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごたると | 作成日時：2020年7月25日 8時
