まさかの解析結果 ページ11
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浦原はヘルメット型の妙な機械と、沢山のボタンと画面が付いた機械を居間に引っ張り上げて来た。
浦原「この機械は、対象が数時間の間に接触した霊圧を割り出せる代物です。今回はコレで黒崎サンが直近1時間で接触したモノを探りましょう。」
一護「あぁ、頼んだぜ」
あの時起きた現象は、一護自身も気になってはいた。
力を持った者の攻撃を受けた時や、井上や四番隊による治療を受けた時に残る残留したものとも違い、自身の体内に忽然と“知らない霊圧が現れた”のだ。
しかも、重なる様に石田が襲われた。
一護「そういや、皆は何か違和感を感じたりはしなかったのか?」
井上「うーん、特になにもないかなぁ?」
茶渡「強いて言うなら、一週間ほど虚の襲撃が全くなかったこと...か。」
一護「確かに....毎日跳び回るのが当たり前になるくらい、この町は襲われてた筈だ。」
浦原「実は....最近、現世での霊子の様子に少し“変化”がありましてね。夜一さんに尸魂界で調査をして貰おうと話していた所だったんス。」
一護「!! やっぱり関係あるのか...?」
浦原「詳しい事は調べないとなんとも......ですが、無関係だとは到底思えません。」
握菱「......そろそろ、解析が完了します。」
浦原「......残念ながら、黒崎サンの話にある様な“妙な霊圧”はデータにありませんでした。」
一護「なんだって...?!」
浦原「データに出てくるものは全て黒崎サンの御家族や、我々の霊圧ばかり...。ですが、そのお陰で解ったことが増えました。」
浦原は、一護の中に現れた霊圧と件の虚が同類、または同じ条件のものであるという確信を持てたのだ。
浦原「夜一さんの調査結果を待つとしましょうかね」
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作者名：いちごたると | 作成日時：2020年7月25日 8時
