豆腐食べていきませんか？ ページ23
｢あれ、居ない…｣
次の委員会は火薬委員会
火薬倉庫にいるはずか誰も居ない
(困ったな〜…)
この広い学園中をまた探さなきゃいけないと考えると気が重くなる
何処に居るのか思考を巡らせている時、ふととある事を思い出した
それは目が覚めた日に伊作君と綾部君に委員会について教えて貰っている時
｢あ…その火薬委員会の委員長代理の久々知兵助なんだけど…｣
｢何かあるんですか？｣
｢いや、大したことないんだけど、極度の豆腐好きで豆腐への執着心がすごいというか…｣
｢大したことなくないですよ先輩。他の学年の人達ならまだいいけど、同じ五年生の先輩方はしょっちゅう豆腐地獄を味わってます。亜月さんも気を付けてくださいね｣
という話をされたのだ
その時は豆腐地獄とやらがどんなものかよく分からなかったが、その久々知くんに豆腐について話さなければよさそうだということを確か思った気がする
もしかしたら委員会のメンバーで豆腐パーティーをしているのではないか
そう思い、食堂へと向かった
食堂へ近づくと共に声が聞こえてきた
予想は的中したみたいだ
失礼しま〜す…とそっと顔を覗かせると、一つの机を数人の生徒と先程会った土井先生が囲っていた
｢あの、書類をお届けに来たのですが、久々知兵助さんはいらっしゃいますか？｣
｢久々知くんなら〜、｣
｢はい、僕に何か用ですか？｣
四年生の制服を着た金髪の青年が口を開くと同時に、後ろからもうひとつ声が聞こえてきた
振り返るとそこには黒髪の青年
他の委員長同様、要件を伝えると、今度は久々知君が口を開いた
｢そうだ、折角だし桜田さんも豆腐食べていきませんか？｣
おっと、これは予想外の展開だ
｢…私はぜひご一緒したいんですけど、他の皆さんは…｣
ちらりと、机を囲んでいる火薬委員の方を見る
｢大歓迎だよ〜。色々お話しよう｣
そう言ってくれたのは先程の金髪の青年だ
｢いいじゃないか、皆と仲良くなる機会だ。ぜひ参加していきなさい｣
｢…土井先生まで、そう仰ってくれるのなら、ご一緒いただきます｣
そう言ってから椅子に腰を下ろすと、机上に並べられた数々の豆腐料理の良い香りが鼻を刺激する
その香りに食欲も湧き、私はいただきます、と手を合わせて目の前にあった麻婆豆腐を口に入れた
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たると(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！少し人見知りだけど芯が強い夢主ちゃん、私も好きです( ˙˘˙ )♡これからも楽しんでいただけると幸いです…！ (2022年2月1日 23時) (
レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - あいさん» ありがとうございます……！あと1ヶ月ほどほぼ無更新に近い状態になりますが、更新再開まで気長に待っていただけると幸いです……！ (2022年2月1日 23時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - とても面白いお話で、ストーリーの流れや、夢主ちゃんの性格など、とても好きです☺️更新楽しみにしています！ (2022年2月1日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは 夢小説読ませていただきました 面白かったです‼️ 更新頑張ってくださいね (2022年1月17日 19時) (レス) @page34 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - みぃぷる�鵑気�» とても嬉しいお言葉ありがとうございます…！文章の表現の仕方は意識をしているのでとても嬉しいです。これからも楽しみに待っていただけると幸いです(｡ᵕᴗᵕ｡) (2021年11月26日 17時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たると | 作成日時：2020年7月10日 8時
