名前で呼んでもいいですか？ ページ11
竹谷くんが行ってからすぐ、善法寺くんが腰を上げた
｢僕も少し用事があるから、そろそろ行くね。｣
それを聞き、慌てて私は彼を呼び止める
｢ん？どうかした？｣
先程からずっと聞きたかったことを私は恐る恐る口にした
｢私も、タメ口で…名前で呼んでもいいですか？｣
善法寺くんは一瞬動きを止めるが、すぐに笑顔を浮かべた
｢うん、もちろん！…あ、というか、勝手に僕が敬語外して…逆に嫌じゃなかったかな…｣
そう言って心配そうに眉を下げる
慌てて私は頭を横に振った
｢いいえ！じゃなくて…いや、全然！むしろ嬉しかった。少し距離が縮まったみたいで…。記憶が無くなって、友達も家族も居ないに等しい状態で不安だったから。｣
そう言うと、善法寺くん…いや、伊作くんは再び笑顔を浮かべる
｢それは良かった。じゃあこれからはもっと気軽に話してね。きっとこの先他の六年生とも話さ機会があると思うんだけど、皆良い人達だから敬語で話さなくても大丈夫だと思うよ。｣
そうか、確かにまだほかの六年生とは話したことがない
一体どんな人達なのだろうか
でも伊作くんが言うくらいなのだから皆優しくて穏やかな人なのだろう。
(早く会ってみたいな)
お互い改めてよろしくを言い、伊作くんは部屋を出て行った
さて、私はどうしようか。
安静にしてなきゃいけないとはいえ、午前中からひたすら横になっているのは暇すぎる
｢あ、そうだ。｣
少し考え、とある案が思い浮かんだ
ここは学園。ならば図書室があるはずだ。
折角なら何か本を借りて読もう
(忍術学園についてもっと知りたいし、それに何か思い出す手がかりが見つかるかもしれない)
早速私は医務室を出て、食堂を目指した時のように適当に歩き出した
(まだ話してない六年生や他の学年の生徒に会えるかもしれない。楽しみだな。)
どんな人達なのかを想像し、少し軽い足取りで私は廊下を歩いた
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たると(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！少し人見知りだけど芯が強い夢主ちゃん、私も好きです( ˙˘˙ )♡これからも楽しんでいただけると幸いです…！ (2022年2月1日 23時) (
レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - あいさん» ありがとうございます……！あと1ヶ月ほどほぼ無更新に近い状態になりますが、更新再開まで気長に待っていただけると幸いです……！ (2022年2月1日 23時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - とても面白いお話で、ストーリーの流れや、夢主ちゃんの性格など、とても好きです☺️更新楽しみにしています！ (2022年2月1日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは 夢小説読ませていただきました 面白かったです‼️ 更新頑張ってくださいね (2022年1月17日 19時) (レス) @page34 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - みぃぷる�鵑気�» とても嬉しいお言葉ありがとうございます…！文章の表現の仕方は意識をしているのでとても嬉しいです。これからも楽しみに待っていただけると幸いです(｡ᵕᴗᵕ｡) (2021年11月26日 17時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たると | 作成日時：2020年7月10日 8時
