綾部君と善法寺君 ページ6
名前が分からないため名乗ることが出来ない。
もちろん、彼らとは全く縁が無いため私の名前が分かるわけが無い。
彼らに名付けてもらう？初対面でそんな話あるだろうか。
｢ああ、そういえば｣
青年が再び口を開く。
なんだ、まだ私に関して知っていることがあるというのか。
｢小豆姫、と呼ばれていましたね。｣
｢｢……姫？｣｣
予想外の名前に少年と声が揃う。
｢先輩、それってこの方がどこかの城の姫ということですか。｣
少年の方が怪訝そうな顔をする。
そうか、忍者だから城によっては敵になるのか。
もし本当に私が姫だとしたら学園内で過ごすことは難しいのでは。
ところが青年の方は否定の言葉を発した。
｢いや、そういう訳ではないみたいなんだけど…。うーん、とりあえずこの事はこの3人だけの秘密にしておこう。念の為ね。｣
少年は何かを誤魔化すようにそう言う青年に不満があるようだが、渋々、といった様子で了承の返事をした。
｢じゃあ、この学園にいる間はなんて呼べばいいですか？｣
｢うーん、ぱっと思いついた名前ですけど、亜月とかどうでしょう｣
適当に思い浮かんだ名前を言っただけだが2人はすぐに了承してくれた
｢じゃあ亜月さんって呼ばせていただきますね〜。｣
｢ええ、お願いしますね。それでえっと…お二人のお名前をお伺いしても？｣
｢自己紹介してませんでしたね、僕は四年の綾部喜八郎で〜す。｣
｢僕は六年の善法寺伊作です。保健委員会の委員長も務めているので、何かあったら呼んでくださいね。｣
｢綾部君と善法寺君ね。分かりました。少しの間よろしくお願いします。
綾部君は何委員会に所属しているんですか？｣
｢僕の方が年下なんですから、敬語でなくていいですよ。僕は作法委員会に所属しています。｣
敬語を外すのに少し躊躇いがあったが、年下と年上で変に壁があるのも嫌なので言われた通りタメ口で話すことにした。
｢へぇ、作法委員会。って何するの？｣
その後は学園のことを色々と聞いた。
忍術学園は委員会活動が盛んで、他にもいくつか委員会があるらしい。
善法寺君に、ある程度回復したら委員会活動を見学してみては、と提案を受けたので、それじゃあ是非、と委員会活動を見学することにもなった。
…回復するのはいつになることやら。
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たると(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！少し人見知りだけど芯が強い夢主ちゃん、私も好きです( ˙˘˙ )♡これからも楽しんでいただけると幸いです…！ (2022年2月1日 23時) (
レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - あいさん» ありがとうございます……！あと1ヶ月ほどほぼ無更新に近い状態になりますが、更新再開まで気長に待っていただけると幸いです……！ (2022年2月1日 23時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - とても面白いお話で、ストーリーの流れや、夢主ちゃんの性格など、とても好きです☺️更新楽しみにしています！ (2022年2月1日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは 夢小説読ませていただきました 面白かったです‼️ 更新頑張ってくださいね (2022年1月17日 19時) (レス) @page34 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
たると(プロフ) - みぃぷる�鵑気�» とても嬉しいお言葉ありがとうございます…！文章の表現の仕方は意識をしているのでとても嬉しいです。これからも楽しみに待っていただけると幸いです(｡ᵕᴗᵕ｡) (2021年11月26日 17時) (レス) id: 952e98308a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たると | 作成日時：2020年7月10日 8時
