男子トイレの浮遊霊 太郎さん

【番外編】令和元年おめでとうございます ページ35

「「おめでとうございますー！」」







パァん！







女子トイレ内に軽快な音が鳴り響く
ひらひらキラキラとクラッカーの中身が空に舞って、床をきれいに飾った




「もう平成おわっちゃったねぇ」




フヨフヨと浮きながらクラッカーをゴミ箱にちゃんと捨てていた花子がみんなに向き直ってにぱっと笑いかける

それを見て、寧々は頬に手を当て、目をつむるとしみじみと

「そうねぇ、なんだか生きているうちに年号が変わるなんて新鮮な感じなのよね」

と言ってきた

光もそれに賛同しながらミツバに笑いかけ、ミツバはなにげに払い除けている

さくらはさくらで、夏彦を華麗に避けながら髪をいじって外を向いている

土籠にはヤコが何かと話している

そんな中で、もっけをいじりまくってたつかさが何かを思いついたように花子へと飛びついた

いつもならここで身構えて自分から剥がす花子だが、耳打ちされた途端に子供らしい表情でつかさに目配せした

ぱんぱんと、手を鳴らし、みんなの注意を引きつける

「さぁ、早速平成から令和となったわけですし、これかｒ「みんなで、令和でしたいことを暴露しよう大会〜〜！！」
ちょ、つかさ俺のセリフとんないで！というか暴露の使い方が違う気がする！」

無邪気なつかさの遮りがあったが、ここでみなはちょっとほのぼのとした




そんなこんなで令和でしたいことを言う会が始まったのである

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