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*
｢佐久間、今のは俺だっ________｣
岩本が厳しい顔で言葉を紡ぐ。彼が言うことは正論で俺が間違っていることはわかっている。リーダーとして、メンバーを怪我させないために言ってくれている。
__理解は出来るのに頭の中に全く入ってこない。
上げていた顔は徐々に下に向き、視界は彼の足元へと変わる。頭に響く頭痛が、彼から掛けられる言葉が予測していた最悪な方向へと向かって行く。回避するためには謝らないといけない。自分の非を認めなければ、メンバーから見放されてしまう。
｢佐、久間君……??｣
｢ﾊｱｯ……ｯ…ｱｯ……ﾊｱｯ………｣
戸惑った向井の声が聞こえると同時に呼吸が乱れる。心拍数は上がるはずなのに下がっていって、全身に冷や汗を感じる。立っている足元に力が行き届かなくなり、少しづつ体は床へと傾く。
__そして、倒れてしまう前に俺の意識は消えた。
*
ずっと後ろ指を刺されるような人生だった。同期はみんな辞め、知り合いからも"まだやってんの"と言われる始末。せっかく掴んだデビューで番組では爪痕も残せず、SnowManという名前に溺れてしまう。
__自分の居場所がここなのか。違うのでは。
信頼していた仲間にさえも打ち明けることが出来ず、溜め込んで体調を崩した。今回の件で本当に見放されるかもしれない。そう考えるとずっと胸が苦しかった。
｢……………っ、………｣
｢佐久間｣
落ちていた意識は急に浮上し、閉じていた瞳を開けば蛍光灯の灯り。眩しさに少し目を細めると俺の名前を呼ぶ声が降ってきた。視界が同時に明瞭になり、声を掛けたであろう人物を捉える。
｢阿部、ちゃ、ん。……ここ｣
｢医務室。佐久間、倒れたの覚えてない??｣
__倒れた。の言葉に記憶が少しずつ蘇る。
けれど、いつもみたいに風邪などの症状があった訳ではない。熱も平熱で頭痛と嘔吐以外の問題はなかった。ただ、今日に限っては倦怠感が酷かったことは記憶に新しい。
腕には簡易的な点滴がされており、ここである程度の対応はしたんだろう。意識を失う前よりも体の頭痛と倦怠感は減っていた。
｢無理しすぎ｣
阿部は少し悲しそうな顔で俺にそう言うと大きな手で頭を撫でる。壊れ物を触るような手つき。その感覚が懐かしくて、何故かよく分からないけど目から涙が零れた。
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yuki(プロフ) - はじめまして。リクエストお願いしたいです。翔太くんが個人仕事多忙により過労で倒れるも、引き続き無理を続け、結果、肺炎と過労、栄養失調で入院。翔太くんの体調不良を見て見ぬふりしていた舘さまが我を忘れて動揺する的な話をお願いします。 (2020年9月15日 16時) (
レス) id: 3f1312ed68 (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ - リクエストお願いします康二くんが過労から過呼吸で倒れ、舘様とひかる君が看病、話を聞いてあげるのをお願いします！ (2020年3月19日 21時) (レス) id: 579ffd5296 (このIDを非表示/違反報告)
さくさく - 楽しみにみてます。阿部くん喘息みたいです。お時間があればお願いします (2020年3月18日 12時) (レス) id: 137beba8ce (このIDを非表示/違反報告)
ドリチャ(プロフ) - 発作の対応を舘さんが慣れているからやってくれるっていうのも入れて欲しいです！よろしくお願いします！ (2020年3月9日 4時) (レス) id: 4c61a442d0 (このIDを非表示/違反報告)
ドリチャ(プロフ) - リクエストいいですか？翔太くんが子供の頃心臓病を患っていて今も激しい運動は少し気をつけないと行けない状況で、番組でマラソンをすることになってみんなが心配する中ちゃんとやるけど最後に発作が起きちゃうものがみたいです！ (2020年3月9日 4時) (レス) id: 4c61a442d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2020年2月23日 21時
