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___ライブラ事務所
Aとスティーブンが揃って現れた時、ソファで絶望感を醸し出しながら寝そべるレオナルドが居た。その側でギルベルトが心配そうにしていた。
「あら、ギルベルトさん、少年はどうしたのかしら？」
「行くところが無くなってしまったそうです。本当に40秒で支度させられるとは思わなかったとか何とか。」
「この街で宿無しとは命取りだな。
『活動資金』をもっとくれてやった方が良いんじゃないか？彼、妹の仕送りも大変なんだろう？」
「受け取らないのです。基本給以上は。
『特別扱いは嫌だと』と仰いまして。」
「...ふうん...」
スティーブンはギルベルトからの答えに余り興味を持っていないように相槌をうつ。
いつの間にか、手にはいつものコーヒーマグが握られており、早速カフェインを摂り始めた。
Aは早々に興味が無くなったようで、クラウスの居るデスクへ向かった。
事務所のドアが大きな音を立て豪快に開く。
音の原因であるザップ・レンフロは、血まみれの状態でズカズカと事務所へ入り、あろうことかレオナルドの顔の上に腰を下ろした。
レオナルドの叫びなど無視して、スティーブンはザップに話しかける。
「おいおい、酷い血だな。」
「俺のじゃねえっすよ。ヤク中のチンピラに絡まれたんす。洒落にならない勢いで突っかかって来るから頸動脈なで斬りにしてやったんだけど、ありゃ死んでねぇな。」
「人間か？」
「手応えと断面の構造は。」
スティーブンがコーヒーを啜る。
「HLにはあっち側用とこっち側用、その両方用。強弱2000からの麻 薬が溢れてるからねぇ。」
ザップが真剣な面持ちでスティーブンに尋ねた。
「薬って....。首切られても死なない人間を作るのが薬 物の仕事とでも？」
「それが、まんざら馬鹿げてもいないんだよ。」
事務所内の空気が張り詰める。
スティーブンはマグを片手に、ザップにある資料を渡した。
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9t9 - 血界戦線大好きのスティーブン推しで貴方の作品を見つけました。本当にこの作品が大好きです！ツェッドさんとか出てきたら絡みがどうなるのかとかも楽しみだし単純にこの先の物語が楽しみでなりません！！更新が止まっていらっしゃるようですがずっと待ってます！ (2022年10月19日 16時) (
レス) @page38 id: f8f6fc2c71 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃぼ(プロフ) - いつまでもお待ちしております...！！！ (2021年8月28日 1時) (レス) id: 4c0d27bb14 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 初コメ失礼します。一人称は使い分ける方が良いと思います。ちょっとしたことですがこれだけで表現の幅がだいぶ違うと思うからです (2017年10月30日 19時) (レス) id: 5884d91fd1 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - メヌエットさん» コメントありがとうございます。面白いと感じて頂けて嬉しいです！ (2017年10月30日 1時) (レス) id: 409b7a99fe (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - nana☆さん» アンケート回答ありがとうございます！更新頑張りますね。 (2017年10月30日 1時) (レス) id: 409b7a99fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin | 作成日時：2017年10月23日 8時
