FINAL ROUND ページ15
あ「え？」
どうして謝ったんだろう？
私何かしたっけ？
いやいや、私が何かしたなら赤葦くん
謝る必要ないし。
赤「前言撤回で。」
あ「？」
私の頭の上の？は増える一方。
赤葦くんは私に少し近づき、
片手で口元を少し隠す。
赤「聞き流してもいいですから。」
あ「え？…うん。…？」
なんとなく私も身構える。
赤「Aさんに一番会いたかったのは俺です。」
あ「！」
赤「木兎さんじゃないです。」
あ「…。」
あぁ、そっか。
さっき"カチッ"ってハマったのは
気のせいなんかじゃない。
考えたら直ぐに分かる。
昨日と今日、１日私がずっと目で
追っていたのはスガじゃなかった。
スガに告白されたとき浮かんだ顔は。
急に鼓動が速まったのも。
赤「返事いつでもいいって言ったのに、すみません。…！」
気がつくと私は赤葦くんに抱きついていた。
あ「赤葦くん、好き。」
全部全部、赤葦くんが好きだからか。
赤「え？」
あ「私とっくに、赤葦くんのこと好きだ。会えない間、赤葦くんのこと考えてた。」
赤「…ッ！Aさん好きです。」
赤葦くん温かい。
あ「…私も好き。」
赤「あの…少し離れてくれますか？」
あ「！ごめん！つい…」
私は慌てて赤葦くんから離れる。
赤「…じゃなくて、俺の心臓がもたないんで。」
あ「！」
うわー、私絶対に顔真っ赤だよ。
…でも赤葦くんも真っ赤。
あ「私でいいのかな？」
赤「Aさんがいいです。」
私は今一番の幸せ者だ。
黒「そろそろ戻ってもいいか？」
あ・赤「！？」
気がつくとドア付近にニヤニヤしている
クロと、木兎。
木「赤葦！！！俺はてっきり、美人なマネの方がタイプと思ってたのに！！」
美人なマネの方…潔子。
赤「そんなこと言ってません。」
あ「…。」
木兎の勝手な想像ということは分かるけど…
どうやら、私の宣戦布告は続きそう。
。。。。。。。。。。。。。。。。。fin
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仁菜(プロフ) - 茉莉さん» 両方ありがとうございます！！がんばります(^O^) (2016年5月12日 22時) (
レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
茉莉 - 菅原さんの方も見ました。どちらもすごく面白かったです!これからも、頑張って下さい。 (2016年5月12日 5時) (レス) id: b88fb0edaf (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - utikomaさん» コメありがとうございます！！すごい嬉しいです！！！ (2016年4月20日 22時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» ありがとうございます(;-;) (2016年4月20日 22時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
utikoma(プロフ) - お疲れ様でした。この作品を読んで、ぐぐっと赤葦ファンになりました。２ルートのハッピーエンド、どちらも良かったです。ありがとうございました♪ヽ(´▽｀)/ (2016年4月20日 22時) (レス) id: 61db9ad252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年4月3日 23時
