28ROUND ページ29
"好きじゃないよ!"
一番望んでいた答えだったはずなのに。
あ「…。」
胸のざわつきが消えないのはどうして?
そっか、潔子はスガのこと
好きじゃないんだね。
安心した。
…けど、スガは?
つまり…スガは潔子に片想いな訳で…。
"片想い"辛いよね…。
だって、私も今辛いから。
これから、私は頑張る…。
清「A?」
あ「あれ…。」
目から雫が落ちる。
どうして、涙でるの?
"辛いよね"
自分で思ったこの言葉が自分に刺さる。
清「A!?」
あ「…。」
視界が揺らぐ。
赤「危な…。」
間一髪、赤葦くんに支えられる。
清「A大丈夫?…おでこ熱い。」
赤「やっぱり。」
清「やっぱり?」
赤葦くん、ごめん。
と思うけど、きつくて体自分で支えられない。
赤「今日朝から様子変だなって思ってたんですけど。…もっと、早く気付かなくてすみません。」
自分の精一杯で首を振る。
赤葦くんが謝ることじゃない。
マネージャーなのに、自分の体調管理も
できてないなんて。
…ほんと潔子に劣ってるよ。
赤「気になって、様子見に来て良かったです。」
赤葦くん、様子見に来てくれたんだ。
菅「成瀬?…え?」
スガが今の状況を見て戸惑ってる。
赤「今日の、朝からたぶん熱があったはずです。」
菅「え!?大丈夫か!?」
コクッ
と、頷く。
菅「いや、大丈夫?って聞いたけど大丈夫なわけねぇべ。」
清「部屋まで連れてく。」
潔子が私の方へ寄ってくる。
あ「ごめん…。」
清「大丈夫だから。」
あ「…じゃなくて、赤葦くんごめん。部屋までついてきてくれないかな?」
赤「?…いいですよ。」
何故か、今はスガと潔子に一緒にいてほしいと思う。
スガに同情って訳じゃないけど。
今はそう思う。
菅「…。」
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ドッペルゲンガー - やった。両方見れるなんて最高。両方見たいってコメした人ナイスw (2016年4月4日 7時) (レス) id: 4d0856fca1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます(^O^) (2016年4月4日 6時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 私も、スガさん落ちがいいなと思ってます!とても面白い作品でしね(’-’*)♪ (2016年4月4日 1時) (レス) id: 781ad7f50a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» こちらこそありがとうございます!!! (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 真弓さん» 両方読んでくださるなんて(;-;)ありがとうございます!! (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁菜 | 作成日時:2016年3月17日 23時