25ROUND ページ26
清「Aおはよう！…今日は起きてるんだね。」
あ「うん。」
なんか、早く目覚めた。
あ「先、朝ごはんの準備行っとくねー。」
トントントン…
階段を下りていく。
昨日の夜ずっと、考えごとしてたからか
ボーッとするな。
ガサッ
あ「？」
食堂に入る前、物音がする。
誰だろう…。
マネは皆部屋にいたしな。
もしかしてスガ！？
なんて、前は喜んでたけど、
今は会いたくない。
赤「あ、おはようございます。」
あ「赤葦くん！」
ホッ…
安心している自分がいる。
あ「どうしたの？」
赤「木兎さんがタオルがないって。昨日この辺で振り回してたなと思って。」
木兎そんなことしてたんだ。
赤「そういえば、昨日あのあと体育館来ませんでしたね。」
あ「あ、うん。ごめんね？…今日は行くから。」
赤「…。」
今日は行く。
迷いはない。
あ「あ、これ木兎のタオルじゃない？」
ちょうど、私の近くの机の下にタオルが
落ちている。
赤「…それです。全くあの人は…。」
そういいながら、私の近くに赤葦くんは
歩いてくる。
あ「いいよー、私取るから。」
赤「振り回したりなんかするから。」
結局、二人並んでしゃがみ、
机の下を覗く。
あ「うわー、汚ない！！」
机の下の木兎のタオルはホコリまみれ。
赤「袖にホコリついてますよ。」
あ「あ、ほんとだ。…あ。ありがとう！」
結局自分で取れず赤葦くんに取ってもらう。
あ「…ん？」
何か顔についてるのかな？
赤葦くんとずっと目が合っている。
今まで、あんまり意識してなかったけど…
赤葦くんって顔整ってるな。
菅「成瀬？」
あ「！」
スガが食堂に入ってくる。
菅「あ、梟谷の…」
赤「おはようございます。」
赤葦くんはスガに挨拶をするのと同時に
立つ。
あ「よいしょ。」
時計を見る。
あ、もうこんな時間か。
そりゃ、スガも来るな。
他の部員もそろそろ来るかな。
菅「成瀬ー。」
あ「ひゃい？…。」
赤「ひゃい？」
赤葦くんは控えめに笑う。
あ「笑わないで！いや、笑うならもっと笑ってよ！！」
赤「すみません。」
今度は冷静に謝る赤葦くん。
恥ずかしさが倍増する。
あ「あ…スガ何か言おうとした？」
菅「なんか成瀬」
木「あー！！俺のタオル！！！」
あ「…。」
とことん、タイミング悪いな。
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ドッペルゲンガー - やった。両方見れるなんて最高。両方見たいってコメした人ナイスw (2016年4月4日 7時) (
レス) id: 4d0856fca1 (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます(^O^) (2016年4月4日 6時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 私も、スガさん落ちがいいなと思ってます！とても面白い作品でしね(’-’*)♪ (2016年4月4日 1時) (レス) id: 781ad7f50a (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - うたさん» こちらこそありがとうございます！！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
仁菜(プロフ) - 真弓さん» 両方読んでくださるなんて(;-;)ありがとうございます！！ (2016年4月4日 0時) (レス) id: 8905b0bb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁菜 | 作成日時：2016年3月17日 23時
