美人マネに宣戦布告【菅原孝支】

17ROUND ページ18

黒「おぉ。何買ってきた？」



あ「はい。どうぞ。」



私は机の上にポテトチップスとチョコレートと
ポップコーンを置く。



黒「なかなか、いいじゃねぇか。」



置くと同時にクロとリエーフが開ける。



夜「おい、リエーフ。その開け方じゃ食べにくいだろ。」



夜久くんはリエーフから、ポテトチップスを
取り上げると裏面から開き、パーティー開け。



あ「お母さん。」



夜「あ？」



東「！？」


慌てて旭の後ろに隠れる。


東「あ、お菓子ありがとうな。」


あ「…。」


旭が初めてお礼を言ってくれた。
旭ぐらいだよ、お礼を言ってくれたの。
今までチョップとかしてごめん。
もうしないよ。


あ「旭。どういたし…」

澤「成瀬ありがとな！」

あ「どういたしまして！！」



大地がお礼言ってくれた。



東「え、今俺にお礼言おうとしてたよな！？」


あ「ん？…ヒゲチョップ！！」


東「痛っ！」


前言撤回。
やっぱり、旭にはチョップ必要。



木「お菓子！お菓子！」



赤「木兎さん、あまり騒がないでくださいよ？」


木兎が大声出しながら、私たちの方へ
やって来る。


木「お菓子！お菓子！お菓子！！」



赤「…。」



うわー、赤葦くん大変そう。



木「あれ？成まだお菓子が袋に入ってる！」



あ「！」



イチゴのグミ。



あ「これは、ダメなやつ！」



木兎からすばやく奪い返す。



木「一粒ぐらいいいじゃないかー。けち！」



あ「けちでもいいもんね！」



これは絶対ダメ。



木「俺は成のこと、話しやすくて仲間だと思ってたのに…」

赤「木兎さんと同類…」



あ「！…。」



それは、喜べない。



木「くそーーー！！」



これと、同類…。

いや、ないない。



あ「木兎だけじゃないよ。これは、赤葦くんにもあげられない。」



このグミは、絶対人にあげない。
私だけで食べるんだもん。


イチゴのグミをポケットにしまう。



木「赤葦。どんまい。」



木兎は赤葦くんの肩に手を置くと何故か
得意気に言い放つ。



赤「…別にくださいとも言ってないです。」





。。。。。。。。。。。。。。。。




☆が赤色なってました！
ありがとうございます！！(^O^)


コメントでも嬉しいお言葉
ありがとうございます！



********


10話で、まだ１日目終わってないのに、
赤葦が「昨日も」っていってる部分あって、
「さっき」に書きかえました(;-;)
すみません(;-;)

18ROUND→←16ROUND

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す