Goodbye my friend＊JJ＊【２】

望む通りに ページ22

YC「そんな暗い顔しないで」


ユチョンが私の頭をポンポンと撫でた。



YC「自分の事責めてるの？」



言葉に詰まって
無言でコクンと頷いた。



YC「多分、だけど。今回のようなことがなくても
ヒョンはAのこと好きになってた気がするよ」


A「なんで…？」


YC「オレが惚れちゃうくらい、魅力があるから？」


A「…ふざけないで」


YC「え〜。ふざけてないんだけどなぁ〜」



そう言って緩く笑いながら、ベッドに腰かけた。




YC「で、どうしたいの。この先」


A「元通りに…戻ってほしい」


YC「うーん。それは無理じゃない？
だってヒョン、ユイと別れるって言ってたんでしょ？」


A「東京戻ったら、って言ってたから
まだユイには伝えてないと思う。
だからそれまでになんとか…」


YC「それまでって明日ってことでしょ？
人の心はそんな簡単に変わらないよ〜(笑)」



私の願望があまりにも無謀だと思ったのか
鼻で笑いながら、後ろにぼすんと倒れた。




A「厳しい、かぁ…」

YC「少なくともヒョンの気持ちは固まってるわけだしね。
それを折るのはなかなか…。うーん…まぁ、なくはない、けど」

A「え！？なになに！？教えて！！」

YC「ふはっ、すげー前のめり(笑)」

A「そりゃ前のめりにもなるよ！名案があるなら教えて！」

YC「んーじゃあ…こっちきて。耳、かして？」



耳？？


と思いながら、ユチョンのそばまで行くと





いきなり

ギューっ、ときつく抱きしめられた。





A「はっ…！？な、なにっ！！！？はなして！！」




もがくけど、抱きしめる腕が強くて動けない。


そんな私を余所に



ユチョンの口元が私の耳に近づいてきて、

そっと囁いた。





YC「ユイの望む通りにしてあげよっか？」

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