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現実になってはいけないもの ページ12

良い、とも
ダメ、とも言えず

黙ったままジェジュンを見つめていると
私から視線を外して俯いたジェジュンが口を開いた。


JJ「ダメなのはわかってる。最低なのもわかってる。
でも、気付いたら止められなくて」



ジェジュンがひとつ息を吐いて
また私のほうへ向きなおる。


その先を


聞きたい

聞きたくない



でも……!!





JJ「オレ、Aに惹かれはじめてる」







止まったかと思った。


心臓。




それくらいの、衝撃。


どこかで期待してた。
どこかで予想してた。


だけど、現実になってはいけないものだ。


なのに。


それは現実に起こってしまった。



JJ「ユイと付き合ってんのにそんな感情持ったらダメだって。
ましてやユイの親友なんて、ありえないってわかってる。
けど…気付いたらAのことばっか考えてて」


苦しそうに

自分を責めるような口調で話すジェジュン。


JJ「いつからかはそうなのかはわからない。
でも今思えば、会う度に少しずつ惹かれてたんだと思う。
その気持ちに気付いたきっかけは…やっぱりホームパーティの日かな」


“ホームパーティの日”


ジェジュンから発せられたその単語に
あの時のキスの温度や感触がよみがえって

思わず顔が熱くなった。



JJ「ほんとはさっき夕方のキッチンで聞こうとしたんだ。
Aの気持ち」


あぁ、そうだ。
聞かれたね。


それって正直な気持ち?って。



JJ「でも、やめた。オレは今ユイの恋人の立場だし、
聞いたところで何もできないから。だけど…」


私から視線を外して空を見上げたジェジュン。



JJ「オレと同じ気持ちでいてくれたらいいな、って思ってる」



そう言った横顔が、ちらりと私を見ると
フッと落すように笑った。

離れてるのに近い→←正直な気持ち



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設定タグ:ジェジュン , JYJ , ユチョン
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みづき(プロフ) - 彩さん» 彩さん>コメントありがとうございます!そうですね、ユイは主人公とユチョンをくっつけたいみたいです(^_^;)さてこのあとの展開はいかに…(笑) (2019年4月19日 12時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新ありがとうございます。ユイは予防線でユチョンと私をくっつけたいの?ジェジュン助けて〜!(>_<) (2019年4月16日 15時) (レス) id: 3e8940efa9 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - yucapさん» yucapさんはじめまして♪コメントありがとうございます(^^)一気読みしていただけて嬉しいです!これからさらに切なくなっていく予定ですのでお付き合いいただけたらと思います(笑) (2018年10月26日 16時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)
yucap(プロフ) - 初コメント失礼します^^*親友の彼を好きになる...切ない!しかも、ゆいも気がついてきた感じ??どうなるのー!って一気読みしました笑 (2018年10月25日 20時) (レス) id: 59d702c70a (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - るなさん» るなさん、コメントありがとうございます。こんな亀更新の小説を待っていただいて嬉しいやら申し訳ないやらです(^_^;)今後もマイペース更新で進むかと思いますがまた読んでいただけるとありがたいです♪ (2018年10月25日 16時) (レス) id: 1d18d4da0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みづき | 作成日時:2017年11月27日 15時

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