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北斗「なんか、すごかったな」
樹「な」
北斗「帰るか、」
樹「そうだな」
「じゃーね」と言って、北斗はスタスタと行ってしまって。
樹は申し訳なさそうに眉毛を下げて俺に手を振った。
そこに残ったのは、俺とお姉さんだけ。
ふぅ、と息を吐いて視線を落とした
ミ「大我、大丈夫？」
ソファー席の片付けを黙々としていた俺に彼女が近づいて、そこに座る。
大我「・・・あなたの妹、俺のこと嫌いみたい」
別に気にしてる訳じゃないけど・・・。
なんか、俺だけ除け者にするから・・・。
彼女は優しく微笑んで、俺の頭をゆっくり撫でた。
大我「...っ、」
なんだろう、この感情。
胸がくすぐったい。
ミ「ごめんね、悪い子じゃないのよ」
優しくて落ち着いた声が聞こえて、俺の頭にあった手が下に降りて俺の背中をゆっくり摩った。
ミ「大我が頑張ってるの、私知ってるよ？」
微笑んだ彼女の表情を見て、胸に違和感を感じる。
懐かしいような、気持ち。
どこか、胸が苦しい。
なんだ・・・凄い優しいじゃん。
もしかしたら、この人は、俺のことを受け入れてくれるんじゃないか。
ミ「ハルカは、言いたいことなんでも口にしちゃう子なの。悪気はないのよ？」
大我「、、、」
俺だって、それは分かってるけど...。
でも・・・、
ミ「ちょっと言い過ぎよね」
「大我、こんなに頑張ってるのにね」と優しく呟いた彼女の声にちょっとだけ、泣きたくなった。
あぁ、この人はすべて分かってるんだ。
そう思ったら「何も言わなくてもいいかな、」と口を噤む。
俺は彼女に顔を向けて、彼女を見つめた。
大我「・・・ミホコ、さん」
ミ「なに？」
優しい表情に、優しい声。
こんなに、包容力ある人だったかな。
でも、俺、この人凄い安心感感じてる。
ーお願いが、あるんだけど、
俺がそう言った瞬間、彼女は「いいよ」と優しく頷いた。
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はるか(プロフ) - 私も名前がカで終わるのでみゅうさんもジンクス成立させてる〜！ってテンション上がりました（笑） (2021年1月26日 13時) (
レス) id: d49b246820 (このIDを非表示/違反報告)
ミツバチ(プロフ) - このお話すごく面白かったです。続き楽しみにしてます。 (2018年1月2日 22時) (レス) id: 6b273881a1 (このIDを非表示/違反報告)
かす - 実際に存在する人物ですのでオリジナルフラグは外しましょう (2017年11月25日 10時) (レス) id: 9ccde8fea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2017年11月24日 21時
