youth 1 ページ1
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「しんたろー！早くー！」
慎「待ってー、今行くー！」
隣の家に住む幼馴染の慎太郎。
私は毎朝7:50に、慎太郎の家に迎えに行く。
慎「お待たせっ」
「もー、髪ボサボサだよ」
慎「いーんだよ、ほら行くぞ」
「はいはい」
2人で自転車に乗って、学校までの道のりを並んで走る。
こんな日々も、高校に入学して2年目を迎えた。
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慎「おっはよー！」
「おはよう」
ジェ「おぉ、おはよ」
家は隣同士、学校では同じクラス。
保育園からずっと一緒にいる慎太郎とは、本当に腐れ縁だと思う。
「ジェシー古典の小テストの勉強した？」
ジェ「うん、一応してきた」
慎「え、なにそれ！そんなんあんの？」
「ちょっと、昨日寝る前にわざわざ電話したじゃん！」
慎「まじ？寝ぼけてたかも俺」
「うわー、あんた居残り決定」
わかりやすく落ち込む慎太郎。
確かに昨日電話かけた時、いつもより声がとろんとしてたような気がする。
ジェ「お前らほんと仲良いよな、やっぱ付き合ってんじゃねえの？」
「はいはい、そうかもね〜」
慎太郎と一緒にいると、昔からこんな言葉をよくかけられた。
小中学生の時は多感な時期で戸惑いもあったけど、高校に上がってからは流せるようになった。
慎「A、範囲見して！お願い！」
「もう、しょうがないなあ」
ばかで間抜けな慎太郎だけど、なんだかんだ慎太郎に甘い私。
昔からこんな感じで、私と慎太郎はずっと助け合ってきた。
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作者名：姫野
| 作成日時：2022年9月3日 22時
