コチラSME進学塾！ (ページ5)

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クッキーページ5

DH「A、0点ってどういうことかオッパに話して？」

オッパにいつになく真剣な顔でそう言われて、私は渋々0点の経緯を話し始めた

全てを話し終えると、オッパは話し始めた時よりも表情が和らいでいて、私は少し安心した

DH「じゃあ、勉強が分からないわけじゃないんだね？」

オッパは私が話し終わった後にそう確認した

「うん、本当に今回はミスだったの。
ちゃんと勉強してるから、安心して？」

DH「そっか、分かった、怒ってごめんね？
Aはちゃんと頑張ってるんだな」

そう言ってオッパは私の頭を撫でてくれた

いつも優しいオッパだけど、こういう風に認められるのは、優しくされるのとはまた違ってすごく嬉しかった

DH「はぁ、安心したらお腹空いた～！
ご飯の前にクッキー食べようっと♪」

子供みたいにスキップしてクッキーを取りに行くオッパの楽しそうな姿を見て、私も嬉しくなった

私もケーキを食べるためにフォークをとりにいこうと思って、オッパのいる台所に行ったら、そこにはスキップをしていたとは思えないほど暗いオーラのオッパが突っ立っていた

「...オッパ？小指でもぶつけた...？」

オッパの方に近づいて行くと、オッパは左手にクッキーの丸い入れ物を持っていた

そして右手には、何かの紙の束を持っていた

「オッパ、その紙な...？！？？？！！！？！？！！」

オッパが握っていたの紙の束は、私がオッパに見つからないように隠した小テストの数々だった...