もう1人の隣の席 ページ20
SE「Aちゃん、起きて、Aちゃん」
トントンと肩を優しく叩かれて遠くからセフン君の声が聞こえる
ん？私いつのまにか寝てたのか...
重い瞼をようやくあけると目の前にセフン君の顔があった
「...っ？！」
すごい勢いで起き上がって後ろに下がる
予想以上に近かったセフン君の顔、すごく恥ずかしくて、驚いて声も出なかった
SE「やっと起きた、おはよう」
セフン君はそう言ってふにゃっと笑う
私この人の笑顔が好きだな、すごく安心できる
安心できるはずなのに、それとは逆に私の胸はさっきからドキドキしっぱなしで全然落ち着かない
SE「もうすぐ、授業始まるよ？」
そう言われて我にかえり時計を見ると、授業開始の10分前だった
言われてみれば、私が来た時にはセフン君しかいなかったのに、周りの席はほとんどうまっていた
？？「ねぇねぇ、君新しい生徒？」
まだ寝ぼけている私がボーっとしていると、突然通路を挟んだ左から声をかけられた
左を見ると、大きな目できのこ頭の可愛い男の子が私を見ていた
「あ、うん！私今日からこの塾に通うことになったイ・A！」
慌てて自己紹介をする
？？「僕はイテミンだよ！テミナって呼んでね^^
よろしく、A！
分からないことは何でも僕にきいてね〜」
そう言ってテミナは微笑んだ
すごく、可愛い...
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作者名：エル | 作成日時：2017年8月23日 0時
