異変(SE side) ページ17
「どうして......ここに...？」
驚きと今さっきのイライラが同時に俺を襲って、少し声が震える
A「私、今日からこの塾に通うことになったの、
名前はイ・A、よろしくね、オセフン君^^」
ニッコリと微笑むAちゃん
「どうして俺の名前を知ってるの？」
そんなAちゃんに、緊張のあまり意味もない質問をした
早く、謝りたいのに、今さっきの男のこともききたいのに
A「あ〜座席表だよ！まさかあなただったとは思わなかったけどね笑」
「そっか、そうだよね
あの、Aちゃん...昨日は失礼な態度とってごめん！！俺昨日感じ悪かったよね...？」
突然飛び出した俺の謝罪にAちゃんはキョトンとした顔をした
......可愛い
A「オセフン君が感じ悪かった？全然そんなことなかったよ？
それより、私こそ初対面なのにジロジロ見ちゃってごめんね...嫌だったよね？」
今度は眉を下げて俺の顔をのぞきこむAちゃん
クルクルと変わる表情に、正直俺はドキドキしっぱなしだった
いやいや、今はそんなことじゃない！
「俺、アイスを、どーちーらーにーしーよーうーかーなー、で決めてたから、そんな幼稚なの聞かれて笑われたのが恥ずかしくてついきつい言い方を...
全然、嫌じゃないよ！俺も、すごいAちゃんのこと見てたし！」
ん？俺最後余計なこと言わなかった？
Aちゃんのこと見てたとか自分から言ってるし...
A「え？そんなことしてたの？全然知らなかった！
私あの時オッパのこと思い出しながら1人で笑ってたの...オセフン君のこと笑ったわけじゃないよ、勘違いさせてごめんね？」
俺に笑ってたわけじゃない？！
勘違いとかダサすぎる...
でも俺が見てたことは全然気にもとめてないみたいで良かった...
のに、少し気にしてほしかったって思ってる自分がいるのも事実で
なんだか、Aちゃんの前だと調子が狂う
他の女の子といても、早く話を切り上げたいとしか思わないのに、Aちゃんとはもっと話していたい
なのに、Aちゃんと話すと変に緊張して上手く話をつなげられない
俺いったいどうしたんだ......？
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作者名：エル | 作成日時：2017年8月23日 0時
