70 ページ20
ガバッと起き上がると、
いつのまにかシングルベッドの上で寝ていて、
すぐ横で慎太郎くんはすやすや眠っていた。
北斗は昨日と同じく、テーブルに突っ伏したまま寝ていて、
りんちゃんはベッドの下の床でコテンと横になって、ブランケットがかけられていた。
時間を確認すると学校の時間まで余裕もあって、とりあえずよかった…
「、、、おはよ。」
慎太郎くんがこっちを向きながら、眠そうに目を擦っている。
「、、、おはよ、、、、、起こしちゃった、、？」
「大丈夫ー。
昨日急に寝ちゃったからびっくりした(笑)」
私はベッドで慎太郎くんと寝てしまったことに今一番驚いている。
「、、、ごめん迷惑かけちゃったよね…」
、、、色んな意味で、、、、、、、
「全然、
てか学校行くよね。俺送るよ。」
「え！？いやいや、近いし大丈夫だよ。授業まで寝てて。」
「今冷蔵庫なんもなくて、北斗だけならなんでもいいやって思ったけど、りんちゃんもいるなら流石に昼飯なんか用意しようかなって(笑)
だから一緒に出てもいい？」
「、、、、、ごめん、ありがとう、、、。
脱衣所お借りします、、、。」
「ふふ、どーぞ。」
、
、
準備ができて、2人で家を出ると、
「え！？」
目の前に学校の友達がいて、
驚いた顔をしながら、
驚きの声をあげ、こっちを見ていた。
、、、、、見つかった。
「おはよー、、」
なるべく普通に挨拶をするけど、友達はすんごくニヤニヤしていて、
あとでねー
なんていってそそくさと学校に向かって行ってしまった。
「ん？お友達？」
「、、、そう。」
鍵を閉め終わった慎太郎くんが私の隣に並んで、学校の方へ足を進める。
私の学校は専門で女子が圧倒的数を占めていて、出会いなんて全然ない。
友達は私が好きな人なんていないと思っているだろうし、
、、、、、絶対学校でなんか言われる。
慎太郎くんとコンビニに入って、お互いに買い物済ませて、ここで大丈夫！なんていって逃げるかのように学校に行った。
教室に入ったら案の定、誰！どこで出会ったの！
なんて聞かれて、
しかもみんなに広まっていて、
バイトの人、
って言ったけどみんな余計キャーキャーし出しちゃって、
北斗も一緒にいたことを伝えると、
私と北斗の仲をみんな知ってるから、
なんだ、、、、、なんて言いながらすぐに騒ぎは落ち着いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 989人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くま(プロフ) - よしのさん» わーーー！嬉しいです！ありがとうございます！！！！体の心配までしてくださって（ ; ; ）これからも楽しんでくれたらうれしいです！！！！ (2021年6月3日 18時) (
レス) id: 726b2f49ea (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - 好きな小説に出会ってしまった！！！このご時世ですので、お身体ご自愛ください＾＾ (2021年6月1日 21時) (レス) id: 2f2270aaf2 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 七七盛さん» いつもコメントありがとうございます！！答え合わせ！そうやって言っていただけるとと嬉しいです！！！ (2021年5月25日 19時) (レス) id: 726b2f49ea (このIDを非表示/違反報告)
七七盛(プロフ) - 続きが楽しみでいつもしおりより前のとこからたっぷり読ませて頂いてます！店長の正体知りたいです！個人的にちょっと思い浮かぶ人を重ねて拝読していますが最後に答え合わせのような感じで知れるの最高ですしまた読み直して楽しめるし嬉しいプレゼントだと思いました！ (2021年5月23日 4時) (レス) id: fe5caf252e (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - みおさん» そうなんです！あの曲の日本語訳がほんとに切なくて私の好きな曲の一つです… (2021年5月8日 18時) (レス) id: 726b2f49ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くま | 作成日時：2021年4月30日 12時
