ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その八 ページ47
樋口が両手に持つ銃を発射したちょうどその時、ヘッドホンをし、ソファーで読書をしていた太宰が目を見開いた。
国「おい太宰、いい加減仕事を......あれ?太宰と利光が......いない?」
樋「我が主の為、ここで死んで頂きます」
谷崎の顔に血飛沫がかかる。
そして谷崎の目の前にいた人物が崩れ落ちる。
ナ「兄様......大丈...夫?」
谷「ナオミッ!!ナオミッ!しっかりしろ!ナオミッ!!」
目の前の出来事に頭が追い付かない敦はぺたん、とその場に座り込んでしまう。
谷「ど、どどどうしよう......し、止血帯!敦くん、止血帯持ッて無い?いや、先ず傷口を洗ッて......違う。与謝野先生に診せなきゃあ......い、医務室まで運ばないと。敦くん、足持ッて......」
樋「そこまでです。貴方が戦闘要員でないことは調査済みです。健気な妹君の後を追っていただきましょうか」
銃口を谷崎の頭に向けながら樋口は冷たく云い放つ。
谷「あ?チンピラ如きが......ナオミを傷つけたね?」
ナオミを抱え、谷崎は立ち上がる。
谷「『細雪』」
樋「雪......?この季節に?」
路地に雪が降る。だが、今は雪が降るような季節ではない。その事に敦も驚いたが、谷崎が戦闘要員でない事を知っている、彼を調べた筈の樋口までが驚いた。
谷「敦くん、奥に避難するンだ。こいつはボクが......殺す」
樋「くっ!」
樋口が谷崎に向かって銃を撃つ。しかし弾は何もない空間を引き裂いただけだった。
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たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時