ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その六 ページ45
探偵社には初仕事の敦と付き添いの谷崎兄妹を送り出した国木田と利光、太宰がいた。なお、国木田は掃除機を使って事務所の掃除中である。
ウィーンと掃除機の音が事務所に鳴り響くなか、太宰はヘッドホンをして音楽を聴いている。鼻歌まで歌うご機嫌ぶりだ。
太「心中はひとりでは出来ない〜♪
ふたりなら出来るぅ〜♪」
国「オイ、邪魔だ。徐け」
国木田がこう云うも、太宰はひらひらと手を振るだけで徐こうとはしなかった。
国「全く、何故こんな奴が探偵社に......我が理想にはこんな......おい太宰!仕事は如何した!利光を見てみろ!アイツはちゃんと仕事をしているぞ!」
国木田の言葉に利光が振り返る。
利「嫌だな、国木田さん。私をそこの包帯無駄使い装置兼迷惑噴霧器と一緒にしないでください。私は仕事をサボったりなんかしませんよ!」
太「失礼な!これは天の啓示待ち中なのだよ?」
利「そうですか。とりあえず天の啓示待ちだか何だか知らないですけど働いてください。そして私の残業時間を減らしてください」
太「それは......私にはどうしようも出来ない問題だね」
利「いや、貴方が仕事を頑張れば良いだけの話でしょう!?」
太「何のことかなぁ〜?」
利「んもぉ〜!!」
夫婦茶番劇の様な二人の会話に国木田は顔をしかめるしか出来なかった。
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たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時