検索窓
今日:21 hit、昨日:4 hit、合計:67,547 hit

ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その五 ページ44

敦が国木田や利光、太宰から話を聞いていた同時刻、ポートマフィアの禍狗、 芥川龍之介は大きなキャリーバッグを持ってある交番を訪れていた。

芥「ゴホ、ゴホッ......道に、鞄が落ちていました。遺失物かと」

警官「ああ、落とし物ね。じゃあこの書類に詳細を......」

警官「おや?あんたどっかで......」

芥「...流石、もう看破なされたか。やはりこの街の軍警は頗る優秀だ」

警官「「おい真逆こいつ、手配書の...っ!」」

芥川の異能を前にようやく警官達は彼の正体に気がつくが...もう遅い。

数刻後、行きと同じように俯き、咳をしながら交番を出た芥川と入れ違いになるようにひとりの女性が携帯電話から顔を上げる。

女性「あのォ、道をお尋ねしたいんですが......ひぃッ!?」

女性が見たのは鋭利な何かに刺され、もう既に息をしていない警官達だった。

そのただ事ではない様子に気づいた歩行者達もその光景を見て思わず言葉に詰まった。

男性「うわッ、何だコレ」

男性「やべェ、テロか?」

女性は咄嗟に振り返る。
そこには先程交番から出てきた芥川の姿があった。

女性「あの男...!」

その時、芥川の持ってきていた、そして交番に届けたキャリーバッグからピッ!という電子音がした。

女性は次の一言を云うことが出来ずに芥川の届けたキャリーバッグ---否、爆弾の爆発によって絶命した。

背後で大規模な爆発が起こっているにもかかわらず、芥川は澄まし顔で携帯電話を取り出した。

芥「終わった、次は?」

ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その六→←ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その四



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.7/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。