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ヨコハマ ギャングスタア パラダイヰス その二 ページ41

敦「はぁ......それじゃあ、谷崎さんと妹さんは......学生?」

谷「おっ、中ッた、凄い」

ナ「どうしてお分かりに?」

敦「ナオミさんは制服から見たまんま。
谷崎さんのほうも...齢が近そうだし、勘で」

太「やるねぇ、じゃあ、国木田君は?」

国「止せ、俺の前職など如何でも......」

敦「うーん......お役人さん?」

太「惜しい」

利「でも、良い路線いってますよね」

太「うん。彼は元学校教諭だよ、数学の先生」

敦「へえぇ!」

国「昔の話だ、思い出したくもない」

----------

国「ここはXの累乗を使うに決まっているだろう!」

----------

敦「(何か納得.....って云ったら投げられるな)」

国「なら、利光の前職はどうだ?」

敦「利光さんですか?うーん......お花屋さんとか、ペットショップの店員さんとか、ですか?」

利「違うよ、私の前職は情報屋。異能が異能だからね。それに、結構ヨコハマでは有名だったんだよ?」

敦「へえぇー!凄いですね!かっこいいです!!」

利「ありがと」

太「利光ちゃんの前職が判った処で......私は?」

敦「太宰さんは......(想像もつかん......!)」

国「無駄だ小僧、探偵社の七不思議の一つなのだ、こいつの前職は」

谷「最初に中てた人に賞金が出るンでしたっけ」

太「そうなんだよね、誰も中てられなくて懸賞金が膨れ上がってる」

国「俺は溢者の類だと思うがこいつは違うと云う、しかしこんな奴が真面な勤め人だった筈がない。
唯一こいつの前職を知っている利光も教えてはくれないからな」

敦「ちなみに懸賞金って如何ほど」

太「参加するかい?賞典は今......七十万だ」

その場にいた谷崎と利光は後に語る。
あの時の敦君の目はマジだった、と。

敦「中てたら貰える?本当に?」

太「自 殺主義者に二言はないよ」

敦「勤め人」

太「違う」

敦「研究職」

太「違う」

敦「工場労働者」

太「違う」

敦「作家」

太「違う」

敦「役者」

太「違うけど......役者は照れるね」

敦「うーん......」

国「だから本当は浪人か無宿人の類だろう?」

太「違うよ。この件では私は嘘など吐かない。
うふふ、降参かな?じゃ、此処の支払いは宜しく」

そう云うと太宰は喫茶店から出て行ってしまった。

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たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時

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