検索窓
今日:14 hit、昨日:4 hit、合計:67,540 hit

第十三話 ページ14

A『うわぁー、きれい』

秘書「うおあああああああ!?」

室内を白い鳥が羽ばたく。冷たく新鮮な空気が渦を作る。その景色はAが声を漏らしたように、いっそ幻想的だ。......秘書以外にとっては。

秘書「なななななな何をするのです!」

乱「お、あったあった」

少年は机上にあった書類のひとつを手に取った。
窓からの旋風にもほとんど靡いていなかった一枚の書面だ。他の書類に較べ厚みがあるため、重さから動きが鈍かったのだ。そのために窓を開けたのか。福沢は場違いにも感心してしまった。

秘書「何が『あったあった』ですか!ああああ!また調べなおし......」

しかし少年は全く意に介さず、けろっと笑って云った。

乱「いいじゃん。どうせ書類なんてなくなってないんだし」

秘書「ーーは?」

乱「だって書類なんて盗まれてないし、そもそも殺し屋は社長さんを殺してないし、ていうか殺したのはあなたでしょう、秘書さん」

秘書「......はぁ?」

秘書は大口を開けて首を傾げた。

秘書「......はぁ?」

秘書は大口を開けて首を傾げた。

秘書「......はぁ?」

秘書は大口を開けて首を傾げた。顔がほぼ真顔である。

第十四話→←第十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.7/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
76人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。