第十三話 ページ14
A『うわぁー、きれい』
秘書「うおあああああああ!?」
室内を白い鳥が羽ばたく。冷たく新鮮な空気が渦を作る。その景色はAが声を漏らしたように、いっそ幻想的だ。......秘書以外にとっては。
秘書「なななななな何をするのです!」
乱「お、あったあった」
少年は机上にあった書類のひとつを手に取った。
窓からの旋風にもほとんど靡いていなかった一枚の書面だ。他の書類に較べ厚みがあるため、重さから動きが鈍かったのだ。そのために窓を開けたのか。福沢は場違いにも感心してしまった。
秘書「何が『あったあった』ですか!ああああ!また調べなおし......」
しかし少年は全く意に介さず、けろっと笑って云った。
乱「いいじゃん。どうせ書類なんてなくなってないんだし」
秘書「ーーは?」
乱「だって書類なんて盗まれてないし、そもそも殺し屋は社長さんを殺してないし、ていうか殺したのはあなたでしょう、秘書さん」
秘書「......はぁ?」
秘書は大口を開けて首を傾げた。
秘書「......はぁ?」
秘書は大口を開けて首を傾げた。
秘書「......はぁ?」
秘書は大口を開けて首を傾げた。顔がほぼ真顔である。
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たりたり(プロフ) - 光華さん» ご指摘ありがとうございます。速攻訂正しますのでもうしばらくお待ちください。更新は、なるべく早めに出来るように頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。 (2020年7月14日 21時) (レス) id: 00b9e7564a (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 後半の方が苗字変換されてませんよ?更新頑張って下さい (2020年7月14日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たりたり | 作成日時:2020年5月31日 12時