知り得ない、その呪い【呪術廻戦0】 (ページ9)

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なんとも言えない空気感

パンダと棘はいつも通りなのだが問題は真希と憂太

一方的に不機嫌な真希と少し俯き気味に歩く憂太

はっきりいって最悪な空気だ

憂「あの、よ、よろしくお願いします」

憂太は勇気をだして真希に話しかけた

『(偉いよ。憂太くん！)』

しかし真希は眼鏡越しに憂太を睨むと

真「オマエ、イジメられてたろ？」

憂「、！」

真「図星か。わかるわぁ私でもイジめる」

『ちょっと。』

Aが咎めたがそれでも真希は続ける

真「呪いのせいか？善人ですってセルフプロデュースが顔に出てるぞ。気持ち悪ぃ」

『真希。』

真「なんで守られてるくせに被害者ヅラしてんだよ。ずっと受け身で生きてきたんだろ？」

どんどん憂太の顔が青ざめていく

真「なんの目的もなくやって行けるほど呪術高専は甘くねぇぞ」

『真希！』

Aが叫ぶと同時にパンダの大きな手が憂太の肩に置かれた

よく見てみればAの顔色もあまり良くない

『いい加減にして』

棘「おかか」

こんなに責められ、そしてこんなに顔色の悪い親友を見てしまっては真希もやめざるおえなかった

真「わーったよ。うるせぇな」

『あ、真希待って！』

1人で去っていく真希の後ろをAが追いかける

たった1人の親友に怒鳴ってしまった

本当は優しくて強くてでも弱い子だと自分が誰よりも知っているはずなのに

そんな後悔が私を襲った

真「A。お前悟に呼ばれてるだろ。私はいいからさっさと行け」

そう言い残すと真希はいなくなってしまった