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『あ、そうだ。悟くん』
悟「ん?どしたの?」
『報告書の遺品回収のところ、夏油影華にしておいて』
悟「うん。わかった」
「「「はぁ?!」」」
憂「え、影華さん夏油って?」
真「おい影華!どういうことだよ!」
パ「まさかあん時夏油が探してた妹って影華のことだったのか?!」
棘「ツナマヨ!」
四人とも何がなんだかわかっていないようだった
そりゃあそうだ
自分達が先ほどまで戦い死んだ人物が同級生の兄だったのだから
悟「いいの?上に夏油ってバレても」
『いいよ。これは私なりのけじめだよ。夏油って名乗る最後のね』
真「言われてみりゃあ顔は似てっけどよぉ」
パ「あとその変な前髪だな」
憂「え、じゃあもしかして影華さん僕のことすっごい恨んでるんじゃ、、」
憂太はすごく気まずそうにしている
いくら最悪の呪詛師で処刑対象とはいえ夏油をボコボコにしたのは自分だ
兄を殺されて平気なはずがない
それに自分が駆けつけた時、影華は夏油と話していたではないか
それで自分がきたせいで気絶させられたのだ
兄妹の感動の再会を邪魔してしまった
『気にしてないよ。いくらお兄ちゃんとはいえ最悪なことをしたのは事実だし。それに、最後に会ったの、6歳の時なの』
棘「高菜、、」
『そういえば棘はあの時意識があったね???もしかして私の苗字が夏油って知ってた?』
そう聞くと棘はあからさまに目を逸らした
なんで知っていたのだろうか
私が傑の妹だと知っていても尚仲間でいてくれた
その事実が嬉しかった
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作者名:寧音 | 作成日時:2023年12月24日 14時