君は鈍感すぎる【黄】

18話 ページ18

さ「しょうがねえから手伝ってやるよ。ほらパソコン貸せ」
『あーお兄ちゃんは休んだ方がいいと思うなー(棒)』
さ「何？データ全消ししてやろうか」
『ふふ、偉大なるお兄様に手伝っていただけるなんて光栄ですわ』
さ「よしサビな」
『いえっさー！』

この兄貴怖い





さ「は？なんでそんな小説みたいになるわけ？」
『ストーリーわかりやすくていいじゃんか！』
さ「そういうのは遠回しに言うからいいんだろ」
『何？！ポエマー？！』
さ「いや小説書いてるやつに言われたくねえわ！」
『小説家舐めんじゃねえ！』
さ「気にすんのそこかよ？！」

もうやだこの人()
まあ、お兄ちゃんがいうことが正しいんだろうけど

『じゃあどうしたらいいの？』
さ「韻踏んでるのが俺は好き」
『なるほど私にラップをしろというのだね？』
さ「そういうことじゃねえよ」
『じゃあ私にどうしろと？！』
さ「知らねえよ！」
『無慈悲なっ！アズールくんでももうちょい優しいよ？！』
さ「キャラと比べんな！」

もうだめだこの兄妹
ばかすぎる()

『てか今何時？』
さ「え、20時15ふn、、、」
『え、お兄ちゃん放送は？』
さ「やっべ」
『今すぐ行ってこい』
さ「もちろんです」

そう言ってお兄ちゃんは慌てて手前の部屋に入って行った
















手前の部屋に入っていった？！
待って手前って私の作業部屋じゃない？！
え？！出てこないよ？！嘘でしょ？！

『ちょ、ばか！そこ私の部屋！』
さ「あ、」

時すでに遅し
表示されているのはディスコードの画面
お兄ちゃんは私のパソコンで放送に出てしまっていた

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