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そう思い、瓶を受け取ろうと手を伸ばすとグイッと引っ張られ、彼の胸の中に顔をうずめる形になってしまい…



『辛かったら、いつでも言いな?』



優しく頭を撫でられドキッとしてしまい慌てて彼から離れると、背後から誰かに抱き締められて…



『もう平気なの?』



その声で、後ろにいるのが佐藤さんだという事が分かった。



『あ…はい//』


『心配したよ?』



耳元で話しかけられて顔が赤くなり、ふと目の前を見ると中島さんが睨んでいる事に気付き、離れなきゃと佐藤さんの腕に手をかけるも、スッと腕を動かされ私の手ごと抱き締められてしまった。



『つーかまえた♪笑』


『あのっ………//』



楽しそうな佐藤さんの声…どうしたら良いのか分からなくて、中島さんの顔を見上げると…



『勝利、彼女嫌がってると思うんだけど?』



佐藤さんは、中島さんの怒りのこもった言葉を聞き、腕をほどくと『健人くん、怖っ。笑 聡、行こ?』と、松島さんと一緒に出て行った。

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作者名:らきめろ | 作成日時:2018年5月29日 9時

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