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好き? ページ4

そんな風に優しくされると嬉しくて、やっぱり菊池さんの言う通り、私は彼の事を好きになってしまっているのかも?…と思った所でどうしようもなく。



もう帰ってしまう。それが寂しくて、行かないで欲しくて…



でも、仕事中の彼にそんな事は言える訳もないから、じっと見つめていると…



『そんな寂しそうな顔すんなよ…早めに仕事を切り上げて、来てやるからさ?』



そう言いながら、頭を優しくポンポンされた。



『……//』



思いがけない言葉に顔がほころぶと…



『Aちゃん、顔に「嬉しい」って書いてあるし。笑』


『そんなのっ…//』



書いてある訳ないのに、バレバレで恥ずかしい…



『部屋の鍵を貸して?悪用はしないから。笑』



そう言われて、鍵を渡すと彼は軽くキスをしてから出て行った。



鍵のガチャっという音がして足音が遠ざかっていき…


さっきまでは寂しいと思っていたのに…また来てくれる。

そう思うと嬉しくなった。

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作者名:らきめろ | 作成日時:2018年5月29日 9時

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