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距離感 ページ8
中島さんは、顔を真っ赤にしている私を見て『菊池、いきなり近過ぎだから…』って、注意をしてくれたけど菊池さん本人は全く気にしていない様子で…
『Aちゃん、まずはコピー機の使い方を教えるからついて来て？』
そう言って、さっさと部屋を出ていってしまった彼を慌てて追いかけた。
コピー室に着くと…
『まず、このカードをここに通して？』
言われた通りにカードを読み込ませていると…菊池さんが背後に立った。
『で…10部作りたい時は、最初にここを押して？』
私を後ろから包み込むようにコピー機のボタンを操作しながら、耳元で囁くような小声で説明をするから背中がゾクゾクしてしまった…//
『あの…ちっ、近いですよ？そんな…もう少し離れて下さい…』
コピー機と菊池さんの間に挟まれて、自分からは離れようにも離れられず、若干焦っていると…
『近い？近いっていうのは、こういう事じゃない？』
そう言うと、後ろから抱き締められた。
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作者名：らきめろ | 作成日時：2018年5月5日 18時
