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『Aちゃんをデートに誘ってたんだけど、なかなかOKしてくれなくて…』
中島さんがそう言うと、松島さんはチラッと私を見て微笑んだ。
『健人くんでも振られる事あるんだ？笑』
『は？振られて無ぇし！？笑』
『冗談だって！僕、まだ仕事残ってるし行くね？』
松島さんが居なくなると…
『次は絶対OKしてね？』って…中島さんも帰っていった。
なんか…慣れない嘘をついてどっと疲れた気がする。苦笑
ようやく一人になり、買ってから時間が経ち完全に冷めてしまったコーヒーを飲み干してから職場に戻った。
部屋には加藤さんと松島さんが残っていて、私が戻ると加藤さんに『山田さん、どうしたの忘れ物？』って聞かれた。
『あ…ちょっと仕事で分からない所があって、松島さんに教えて頂く事になっていて…』
そう答えながら自分の席に座ると…
『山田さんは仕事熱心だな？松島、悪いけど先に帰らせてもらって良いか？』
そう言いいながら加藤さんは席を立った。
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作者名：らきめろ | 作成日時：2018年5月5日 18時
