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『んｯ…、マリウスくん…何してるの//』
『Aちゃんが、皆の事を上手くかわせないみたいだから僕が虫除けを付けてあげたんだよ？』
虫除けって…
『そんな…誰かに見られたら困るよ…』
『どうして困るの？ひょっとして、誰か気になる人でも居たの？』
同期と言っても、彼の方が年下なのに、なんでこんなされるがままの状態になってしまっているんだろう…
『そんなの居ないよ…でも困る…』
マリウスくんは私の目をじっと見ると『誰にも渡さないからね？』と言って、キスをしてきた。
そして、唇が離れると何事も無かったように…
『ご飯食べようか？』
と言って、普通に今来た道を引き返して…
今朝からの色々な出来事に頭がついていけなくなってしまった。
そしてこの時は、マリウスくんとの一部始終を、営業帰りの佐藤さんに見られていた事にも気付いていなかった…。
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作者名：らきめろ | 作成日時：2018年5月5日 18時
