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『うん、本当にごめんね?…ありがとう。あのさ………Aちゃんは…勝利の事が好きなんだよね?』
『え?』
突然、話が変わった事と溜め息の理由でもある彼の名前が出た事に驚き身体が熱くなる。
『見てたら分かるよ…。俺、Aちゃんの事、諦めるから…』
そう言いながら、私を見て寂しそうに微笑む松島さん。
そこへ、わざと靴音を鳴らすように歩いて来る音が聞こえてきて…
音の主は誰かと気になり、顔を向けると中島さんである事が分かった。
どうしよう…なんて考えている余裕もないまま、彼は空いている私の右隣の席に座り…。
『松島、そろそろ戻ったら?』
と、私の存在を無視したまま、彼に話しかけた。
松島さんだけ部屋に戻れって事?
勝利くんも居ないし、中島さんと2人っきりになるのは……。
……怖い。
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作者名:らきめろ | 作成日時:2018年6月7日 20時