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本当にほとんど眠っていなかったんだろうなぁ…
そんな風に一晩中、見守ってくれていたり、勝利くんの事を気にしてくれたり…
やっぱり、ちゃんと私の事を思ってくれているのかな？
なんて、考えていたけど、私自身も昨日は熟睡出来なかった為、普通に睡魔が襲ってきて…
目が覚めると外は暗くなっていた。
明日は仕事だし早く帰らなきゃと、慌ててベッドの上で身体を起こすと、その振動で風磨くんの事も起こしてしまったらしく…
『ごめん…。今、何時？家まで送る…』
そう言ってくれたものの、眠そうに目をこすっている彼に運転させるのは申し訳ないし…
『まだ、電車もあるし大丈夫です』
電車で帰ろうと思い、ベッドから出ようとすると…
『だーめ！送る…その前に…ちょっと…』
『えっ？！』
座っていたのに、ガバッと倒されると、そのまま風磨くんの腕の中にすっぽり入ってしまった。
『送っていくから、ちょっと充電させて…』
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作者名：らきめろ | 作成日時：2018年6月7日 20時
