君がすべて【イレイザーヘッド】 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,827 hit

9 ページ9

ヒュオォォォォ

Aが手に風を待とうと一瞬の出来事で

誰にも止められなかった

「ぐぁぁ！」

告白しに来た奴がAの個性の発動で壁に叩きつけれる

『あんたみたいな腑抜けが体育祭1位？
ふざけるな！！あんたみたいに適当にヒーロー目指してる奴がいるからヴィランを狩り尽くせないのよ！あんなみたいな奴がヒーローになるからあの時誰も助けに来なかったのよ！！！』

Aの心の叫びが響いて

まるで自分に言い聞かせているようにも見える

その叫びがAの心を蝕んではAを苦しめていた

「コラァァッ！！なにやってんだぁ！！
あ！こらっ！！待ちなさい！！」

あまりの衝撃に担任や他の先生も駆け込んでくる

それと同時に教室を出て行ったAを俺は追いかけた

追いかけて

追いかけて

捕まえた時

Aの目に光がなくてこのまま放っておいたら

死んでしまうと本気で思った

『なんで、、、？なんで相澤くんは私を放っておいてくれないの？
優しくしないでって言ったじゃない！！』

飛んでくる平手を手首を掴んで引き寄せた

「A、、、もう大丈夫だ。」

『私に優しくしないで、、、』

「お前のせいじゃないよ。お前は悪くない。
お前は一人じゃないし、みんながいる。
だから、、、もう誰も死なせない！！」

そう言い切るとクラス全員がAを囲んでいた

「ほらな。ひとりじゃないだろ？」

『、、、、みんな、、、、ごめん、、、。』