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スマイルからバトンを受け取ったら、私は全力で走るだけ。転んでも大丈夫、シャークんのことは信じてる。…自分を落ち着かせるように考え事をしながら、”パス失敗したらどうしよう”なんてくだらない不安がだんだんこみあげてくる。
3年生からの合図があって、私もレーンについて。まっすぐ前を見て、スマイルの声をきき分ける。だんだん近づく足音にどくどくと胸が鼓動しつつ、やっぱり”Aがミスしても俺がカバーするから”というシャークんの言葉が精神安定剤になっている気がした。
「…くる、」
______、
『よし！！！ナイスー！！』
バトンを手のひらに打ち付けるかすかな音、それから私が左手にそれを込めてぐっと前に進みだしたとき、あたたかいクラスメイトたちの声が響く。
ひとまず第一関門突破！とりあえず私はこのまま無事にシャークんにバトンをつなごう。…隣で待っていたあの人、一回通し練習したときはかなり速くてスイスイ追い抜かれたから、きっとすぐに追いついてくるはず。
でも、パスは私たちのほうがスムーズなはずだから、この間に一気に距離を離しておこう。
…と、全力で走っても無意味なのか。小さく「こんにちは、」と背後からきこえた気がした。
「うっそ、」
半周で既に、相手の体の一部が見えて。
でも、でも。練習の時よりは追い越されるまでの距離が伸びてる。大丈夫、最悪シャークんに渡れば。
…と、ぐるぐると一瞬で渦巻いた思考はいきなりパッと振り払われて。
私って、そんなに人任せ?
もっと自分でできるんじゃない？
…やれる。まだ終わってない。十分取り返せる範囲に、相手はいる。泣き言言うのは全力出しきってからだ。
今までに出せなかったような、どこからでてきたのかもわからない力がグラデーションのように大きくなって、それは脚を伝って地面へと吸い寄せられていく。
「どうも、」
そしてついに、私は彼を捉えた。
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まくらもと(プロフ) - 天音さん» 学びを得ましたねｗ画面の中身は守ってから明るくしましょう (2022年3月1日 23時) (
レス) id: b517cf66d5 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 親「なんでこんなに画面暗いの？」僕「(...明るさをあげる)親「(....ん？？こいつ青い鳥やっちゃダメっていってんのにやってねw？)」僕「(あ、おわた.......)」って感じです。誰も聞いてないですね。通知めんごです(ほんまに思っとるん？) (2022年3月1日 21時) (レス) id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
まくらもと(プロフ) - 天音さん» 大丈夫ですよｗお気の毒に... (2022年2月28日 23時) (レス) id: b517cf66d5 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - ぁ、青い鳥親バレしてできませんでしたぁ...。まじですいません。自分からばらす形で親バレしました。完全に僕のせいです。wまじですいませぇぇぇぇん！！ (2022年2月28日 22時) (レス) id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
まくらもと(プロフ) - 天音さん» もはや猛者ですね... (2022年2月28日 0時) (レス) id: b517cf66d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくらもと | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tara3231/
作成日時：2021年9月2日 22時
