千鳥の大丸っす！！

Ep.05 (3話) ページ5

　
難波side
　
　



俺は、藤田さんの、なに？







　
藤「難波くんは………弟みたいなもんかな」


難「え？」


「おとーと、」


藤「なんだか、私が守ってあげなくちゃ、って思うんだよね」


「ふはっ弟ねぇ〜ふふふ」



え、まさかの弟ポジ？


それってつまり、全く恋愛対象に見られてないよね？



てか一番うざいのは大丸がニヤニヤしながら俺を見てくること。



どうやったら弟ポジ抜け出せるんだよ！！






難「でもさほらふ、藤田さんはさいつも特服？に守ってもらってるじゃん」



「え？藤田さんその特服のことどう思ってんすか。
だってぇ、ピンチん時助けてくれてるんですよね？」





せめて、特服だけでも好きでいてくれ…！！




〈大丸ぅ！〉
〈うちの目の前でなーにいちゃついてんだテメェ〉
《テメェ今朝またうちのやつらに手ぇ出したろ》



「え？なんのこと？」



邪魔が入って答えが聞けなかった。

仕方ねぇ、また今度聞いてみるか。




「あ！ゆうこりん！」





カァーカァー




誰も振り返らないだろうな、とは思ってたけども。笑






〈まてコラァー！！〉




4人の男に動きを阻まれながらも




「藤田さん！また来ますね！」




そう言って大丸は男どもを振り払って足早に白百合を後にした。
　
　




…2人の時間、邪魔しやがって。

Ep.06 (3話)→←Ep.04 (3話)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す